
Wordで、要点の伝わりやすい文書を作成したいです。
箇条書きにすると良さそうですけれど、
設定と解除の方法がいまひとつよくわかりません…?

箇条書きは、🖱クリックだけで簡単に設定できます。
けれども、そこからが思いどおりにいかないことも多いですね。

思いどおりに設定できなかったりすると、
結局、普通の文字入力で記号を入れてしまいます。

そこで、今回の授業は、【箇条書き・基本編】としまして、
次の4つの方法を解説します!
●基本的な設定方法
●解除方法
●箇条書き内で改行する方法
●箇条書きのレベルのつけ方
さらなるスキルアップ!【箇条書き・応用編】もあります。☟

そういえばExcelは、
箇条書きのボタンがないので、できないのでしょうか?

実は、Word・Excel・PowerPoint・Outlookで、
箇条書きができます!
ソフトごとの設定方法も解説しますね♪

いろいろ操作しているうちに、
“くちゃくちゃ💦”になっていた箇条書きを、
スマートに使いこなせるようになりたいです!
箇条書きとは
箇条書きとは、要点を簡潔にまとめて並べることで、内容を短時間で伝わりやすくするものです。
たとえば、次の文章から、必要な防災用品を用意したいと思います。
何を用意すればいいのか、ちょっと分かりづらいですね…?
ところが、箇条書きにすることで、熟読しなくても情報が簡単に分かります!
● 不織布バッグ
● 携帯スリッパ
● ラジオ付きハンディライト
● マスク
● 携帯トイレ
● ウェットティッシュ
👇こちらから「防災士監修」の防災セットを揃えられます!
箇条書きの基本的な使い方
Officeソフトごとの箇条書き設定コマンドの位置
箇条書きは、[箇条書き]コマンドを🖱クリックして設定します。
コマンドとは、リボン上などにあるボタンのことです。
Officeソフトごとの[箇条書き]コマンドの位置は、次のとおりです。
Word|ワード
Wordは、次の順にリボン上を🖱クリックします。
[ホーム]タブ ➡[段落]グループ ➡[箇条書き]
そのまま🖱クリックすると、初期状態、または直近に使用した行頭文字が入力されます。
右側の[▼]を🖱クリックすると、行頭文字を変更できます。
Excel|エクセル
Excelは、リボン上に[箇条書き]コマンドはありません。
けれども、あきらめなくて大丈夫です! テキストボックスの中に、箇条書きを設定できます。
- [挿入]タブ ➡[テキスト]グループ ➡[テキストボックス]の[▼]を🖱クリックして、
「横書き」、または「縦書き」を選択します。どちらでも箇条書きを作成できます。
- 左上から右下へ🖱ドラッグして、テキストボックスを描画します。
- テキストボックス内を🖱右クリックすると、コンテキストメニューが表示されますので、
中ほどにある[箇条書き]を🖱クリックします。
そのまま🖱クリックすると、初期状態、または直近に使用した行頭文字が入力されます。
右側の[▶]を🖱クリックすると、行頭文字を変更できます。
PowerPoint|パワーポイント
PowerPointは、リボン上に[箇条書き]コマンドがあります。
プレースホルダー、またはテキストボックスを選択して、次の順序で🖱クリックします。
[ホーム]タブ ➡[段落]グループ ➡[箇条書き]
■プレースホルダーとは
文字列や図、グラフなどを挿入する領域です。拡大・縮小、移動などもできます。
■テキストボックスの挿入方法
[挿入]タブ ➡[テキスト]グループ ➡[テキストボックス]の[▼]を🖱クリックして
「横書き」、または「縦書き」を選択します。どちらでも箇条書きを作成できます。
左上から右下へ🖱ドラッグして、テキストボックスを描画します。
そのまま🖱クリックすると、「塗りつぶし丸の行頭文字」という名前の「・」が入力されます。
右側の[▼]を🖱クリックすると、行頭文字を変更できます。
Outlook|アウトルック
Outlookは、メール作成画面のリボン上2ヶ所に[箇条書き]コマンドがあります。
- [ホーム]タブ ➡[新しいメール]を🖱クリック、または Ctrl+N を押します。
- 表示されたメッセージ作成画面の、次の2ヶ所に[箇条書き]コマンドがあります。
●[メッセージ]タブ ➡[フォント]グループ ➡[箇条書き]
●[書式設定]タブ ➡[段落]グループ ➡[箇条書き]
そのまま🖱クリックすると、初期状態、または直近に使用した行頭文字が入力されます。
右側の[▼]を🖱クリックすると、行頭文字を変更できます。
パソコンの画面構成・各部名称を知れば知るほど、パソコンが使いやすくなりますよ!☟
箇条書きの設定方法2種類
箇条書きの設定はとても簡単で、基本的に[箇条書き]コマンドを🖱クリックするだけです。
🖱クリックのタイミングには次の2種類あります。
Officeソフト共通ですので、Wordの画面で解説します。
その1:1行目に設定して改行していく
箇条書きを、まず1行目に設定して、Enterで改行していく方法です。
- 箇条書きの1行目に「|」カーソルを置いて、[箇条書き]コマンドを🖱クリックして、
「●」行頭文字を入力します。
- 文字列を入力して、Enterで改行します。
すると、「●」行頭文字が自動的に入力されます。
- 文字列を入力 ➡ Enterで改行を繰り返して、完成しました!
その2:すべての文字列を入力後に全体に設定
先に、文字列の入力を済ませてから、箇条書きを設定する方法です。
- 箇条書きにする文字列を、先に入力しておきます。
- 箇条書きにする文字列を、範囲選択します。
選択したい範囲の、左上から右下に🖱ドラッグするのが“コツ”です。
- [箇条書き]コマンドを🖱クリックすると、選択範囲全体が箇条書きになります。
箇条書きの解除方法3種類
不要な行頭文字は、「|」カーソルが右隣りにある状態で、次の3種類の方法で解除できます。
- [箇条書き]コマンドを🖱クリックする
- Back spaceを押す
- 文字列を入力しないで、Enterを押す
解除後の「|」カーソル位置に、微妙な違いがありますので、
お好みで使い分けるのもいいですね!
一つの箇条書き内で改行する方法「任意指定の行区切り」
一つの箇条書き内で改行したいのに、Enterを押すと行頭文字が入力されて、
困ったことはありませんか?
Shiftを押しながら、Enterを押すと、「任意指定の行区切り」(段落内改行)ができます。
- 箇条書きの中で、改行したい箇所に「|」カーソルを置いて、Shift+Enterを押します。
- 箇条書き内で改行されました!
WordとOutlookでは、行末に編集記号の「↓」任意指定の行区切りが入ります。
編集記号14種類の、機能の名称、意味、そして設定方法の一覧表もあります!☟
箇条書きの中に箇条書きをつくる「リストのレベルの変更」
コマンドボタンからのリストのレベルの変更
WordとOutlookには、「リストのレベルの変更」という機能があります。
下図のように、箇条書きにレベルをつけるので、
項目が複数あって情報量も多いときに、とても見やすくなるため便利です。
Word画面で解説します。Outlookでも設定方法は同じです。
- レベルを付けたい箇条書きの範囲を選択します。
- [箇条書き]コマンドの[▼]➡[リストのレベルの変更]の順に🖱クリックすると、
レベルの一覧が表示されます。
- [レベル1]~[レベル9]まであります。🖱クリックでレベルを選択して変更できます!
リストのレベルの変更をインデントでする方法
Word・Excel・PowerPoint・Outlook共通で、インデントでリストレベルが変更できます。
[インデントを減らす]コマンドで左に、[インデントを増やす]コマンドで右に、
「|」カーソルの入っている箇条書きが動きます。
Wordは、インデントの増減で、行頭文字が変化します。
Outlookは、メッセージ作成画面に、インデントのコマンドがあります。
下記授業では、インデントについて詳しく解説しています!☟
まとめ
今回の授業は、【箇条書き・基本編】としまして、次の4つの方法を解説しました!
●基本的な設定方法
●解除方法
●箇条書き内で改行する方法
●箇条書きのレベルのつけ方
EnterやBack spaceを押したり、🖱ドラッグなどしているうちに、
箇条書きが、なんだか“くちゃくちゃ”になってしまった経験のある方は、
私を含めて、たくさんいらっしゃるかと思います。😅
基本的な使い方をマスターすれば、思いどおりの「伝わりやすい文書」を作成できます。
さらに、下記授業では【箇条書き・応用編】を解説しています。
箇条書きの行頭文字をオリジナルにするなど、思いどおりの演出ができるようになれますよ!
箇条書きとあわせて、読みやすく、わかりやすい文章を書きたい方、「文章表現」や「言い回し」の引き出しを増やしたい方のために、「100を超える視点」を用いて、あなたの文章をチェックしてくれます!
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