
共有のパソコンで、自分のWord文書を開いたところ、
入力した覚えのない“□”や“↓”の記号があって、
😨驚きました…。この記号は何ですか?

WordとOutlookの機能で、「編集記号」といいます。
初期状態では非表示となっていることが多く、
表示することで、体裁(レイアウト)の編集に使用されている、
編集機能が分かります!

編集記号の意味や使い方が、よく分かりません…?

今回の授業では、編集記号の表示・非表示方法と、
編集記号一覧で編集記号の機能・設定方法について解説します!
最後までご受講いただきますと、
体裁(レイアウト)の整った見やすい文書には、
どんな編集機能が使用されているのかを理解できますよ♪

美味しかった🍲お料理(文書)を自分で作ってみたいときに、
使用されている🥬食材(編集機能)と調味料(設定方法)が分かれば、
理想の完成形に、グッと近づきますね♪
編集記号とは
編集記号とは、WordとOutlookの機能で、
文書やメッセージの体裁(レイアウト)の編集に使用されている機能の確認ができるものです。
「↵」段落記号、「□」全角スペース などがあり、
このほか、編集記号の種類については、最終項目『編集記号一覧表』をご覧ください!
あと、編集記号は、印刷には表示されないことも特徴の一つです。
編集記号を表示・非表示にする方法
[編集記号の表示/非表示]ボタンを押す
編集記号の表示・非表示を切り替えるには、
リボンにある[編集記号の表示/非表示]ボタンを🖱クリックします。
Wordの[編集記号の表示/非表示]ボタンの位置
[ホーム]タブ ➡[段落]グループ ➡[編集記号の表示/非表示]を🖱クリックします。
Outlookの[編集記号の表示/非表示]ボタンの位置
[ホーム]タブ ➡[新しいメール]を🖱クリック、または Ctrl+N を押します。
- 表示されたメッセージ作成画面の、
[書式設定]タブ ➡[段落]グループ ➡[編集記号の表示/非表示]を🖱クリックします。
新規作成のショートカットキー Ctrl+N と、使用したいソフトを探す方法について解説しています!☟
ショートカットキーを使って編集記号の表示・非表示
[編集記号の表示/非表示]のショートカットキーは、Ctrl+Shift+(です。
「(」“始め小括弧、始め丸括弧”を入力するには、Shiftを押しながら(を押しますので、
Ctrlを押しながら、さらに、Shiftを押しながら(を押します。
用語や名称を知れば知るほど、テレビやネット情報も理解しやすくなりますよ!☟
「オプション」で段落記号も非表示にできる
[編集記号の表示/非表示]ボタンでON/OFFにできる編集記号を、
「オプション」画面で個別に設定することもできます。
Wordの編集画面で、ON/OFFのいずれでも表示される、「↵」段落記号も非表示にできます。
Wordのオプションで「常に画面に表示する編集記号」を設定する
- リボンの左上の[ファイル]タブを🖱クリックします。
- 「Backstageビュー」が表示されます。画面左下の[オプション]を🖱クリックします。
- 「Wordのオプション」が表示されます。
左上の[表示]を🖱クリックすると、右側に「常に画面に表示する編集記号」が表示されます。
☑チェックボックスに、🖱クリックで「✓」を入れたり、外したりして設定します。
●☑チェックあり—[編集記号の表示/非表示]ボタンのON/OFFにかかわらず、
編集されている箇所には常に表示されます。
●□チェックなし—[編集記号の表示/非表示]ボタンを、OFFにすると非表示となります。
- 「↵」段落記号のチェックを外して[OK]を🖱クリックすると、
いつも段落末にあった「↵」が非表示となります!
やはり「↵」段落記号がないと、😅とても編集しづらいので、
上記❶~❸の手順で「✓」チェックを入れておきましょう。
Outlookのオプションで「常に画面に表示する編集記号」を設定する
[ホーム]タブ ➡[新しいメール]を🖱クリック、または Ctrl+N を押します。
表示されたメッセージ作成画面の、リボンの左上の[ファイル]タブを🖱クリックします。
- 「Backstageビュー」が表示されます。画面左下の[オプション]を🖱クリックします。
- 「Outlookのオプション」が表示されます。[メール]を🖱クリックします。
- 「メッセージの作成」にある、[編集オプション]を🖱クリックします。
- 左上の[表示]を🖱クリックすると、右側に「常に画面に表示する編集記号」が表示されます。
☑チェックボックスに、🖱クリックで「✓」を入れたり、外したりして設定します。
●☑チェックあり—[編集記号の表示/非表示]ボタンのON/OFFにかかわらず、
編集されている箇所には常に表示されます。
●□チェックなし—[編集記号の表示/非表示]ボタンを、OFFにすると非表示となります。
- 「↵」段落記号のチェックを外して、[編集オプション]➡[Outlookのオプション]
の順に[OK]を🖱クリックすると、「↵」が非表示となります!
やはり「↵」段落記号がないと、😅とても編集しづらいので、
上記❶~❻の手順で「✓」チェックを入れておきましょう。
編集記号一覧表
Word・Outlook 編集記号14種類の、機能の名称、意味、そして設定方法の一覧表です!
ボタンを🖱クリックすると、設定方法の詳細や参考ページをご覧いただけます。
編集記号 | 編集名称 | 解説 | |
---|---|---|---|
![]() | 段落記号 | Enterを押して改行すると表示されます。 「↵」と「↵」の間を「1段落」といいます。 | |
![]() | タブ | タブ設定でTabを押すと表示されます。 タブ設定とは、文書内に飛び石のように配置された、“位置”で、文字を揃える機能です。 【タブ設定】 Wordで文字列の位置を揃えるタブ設定全5種類を解説! | |
![]() | 任意指定の行区切り | Shift+Enterを押すと表示されます。 「段落内改行」ともいい、箇条書きや段落番号などの、途中の任意の箇所で改行できます。 | |
![]() | 任意指定のハイフン | 文字列の間に、Ctrl+–を押して挿入します。 行末にくると、この位置で改行され、「-」ハイフンが表示されます。 | |
![]() | 任意指定の改行 | 次の手順で🖱クリックして挿入します。 英単語など、通常は行末で単語ごとに改行されるのを、途中の任意の箇所で改行できるようになります。 <挿入手順> [挿入]タブ ➡[記号と特殊文字]➡[その他の記号]➡[記号と特殊文字]ダイアログボックスの[特殊文字]タブ内「任意指定の改行」➡[挿入] | |
![]() | 全角スペース | 日本語入力モードで、スペースを押すと表示されます。 | |
![]() | 半角スペース | 英数字入力モードで、スペースを押す、または、日本語入力モードで、Shift+スペースを押すと表示されます。 【半角/全角キー】 日本語と英字の切り替えはこのキーだけでOK! | |
![]() | 1/4スペース | 次の手順で🖱クリックして挿入します。 半角スペースのそのまた半角を入力できます。 <挿入手順> [挿入]タブ ➡[記号と特殊文字]➡[その他の記号]➡[記号と特殊文字]ダイアログボックスの[特殊文字]タブ内「1/4スペース」➡[挿入] | |
![]() | 改行をしないスペース | 英数字入力モードで、Ctrl+Shift+スペースを押すと表示されます。 通常は行末で改行される、単語同士の間にある半角スペースを、改行されないようにできます。 | |
![]() | 隠し文字 | 次の手順で🖱クリックして設定します。 隠し文字の下には点線が入り、印刷されなくなります。 <設定手順> 隠し文字にする文字列を選択 ➡[ホーム]タブ ➡[フォント]グループの[フォント]ダイアログボックス起動ツール ➡[フォント]ダイアログボックスの[フォント]タブ内「隠し文字」➡[OK] | |
![]() | アンカー記号 | 船が海底に⚓錨(アンカー|Anchor)を降ろすように、文書に挿入した図形や画像なども、いずれかの行に属して、⚓錨を降ろします。 それが、アンカー記号です。 編集記号の表示をしても見つからないときは、文字列の折り返しを「行内」以外にしましょう。 【文字列の折り返し】 Wordで行内・前面・背面など図の配置7種類! | |
![]() | 改ページ | Ctrl+Enterを押すと表示されます。 ページの途中で、次のページの先頭に、カーソル「|」を移動できます。 ■行を改める…改行 ■ページを改める…改ページ | |
![]() | 段区切り | 次の手順で🖱クリックして設定します。 段組みという、文書を新聞のように、2列以上に分けて表示されている状態で、段区切りを設定した箇所が、次の段の先頭となります。 <設定手順> ❶段組み 段組みする文字列を選択 ➡[レイアウト]タブ ➡[ページ設定]グループ ➡[段組み]内の任意の段を選択 ❷段区切り 次の段の先頭にしたい箇所にカーソル「|」を置く ➡[レイアウト]タブ ➡[ページ設定]グループ ➡[区切り]内の「段区切り」を選択 | |
![]() | セクション区切り | ||
次の手順で🖱クリックして設定します。 設定した開始位置から新しいセクションとなり、それまでのページとは、まったく別の設定ができます。 <設定手順> 文書内の基準としたい位置にカーソル「|」を置く ➡[レイアウト]タブ ➡[ページ設定]グループ ➡[区切り]内の「セクション区切り」から選択 ■セクション区切りの種類 ・次のページから開始 ・現在の位置から開始 ・偶数ページから開始 ・奇数ページから開始 |
まとめ
今回の授業では、編集記号の表示・非表示方法と、
編集記号一覧で、編集記号14種類の名称と機能・設定方法について解説しました!
どんな編集機能が使用されているのかを理解できると、
美味しい🍲お料理を作るように、🥬食材(編集機能)と調味料(設定方法)を活用して、
体裁(レイアウト)の整った、見やすい文書を作成できますよ♪
読みやすく、わかりやすい文章を書きたい方、「文章表現」や「言い回し」の引き出しを増やしたい方のために、
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