こんにちは!どこでもパソコン教室 四日市です。
今回の授業は、『Word:ページ設定 まとめ』です。
Word「レイアウト」タブ内の「ページ設定」グループにあります8つの機能を解説します!
Wordを起動すると、A4サイズはいいのですけれど余白が大きく感じます。。
🙄用紙は横向きで文字列は縦書きにして……など、希望通りのレイアウトにするにはどうしたらいいですか?
『ページ設定』をしましょう!
用紙サイズや余白の設定はご存知の方も多いのですけれど、段組みや区切りなどは、お仕事や💻パソコン資格受験など必要に迫られて初めて知る機能だったりしますね。
知らない機能は、つい見て見ぬふりをしてしまいます🙈
それでは今回の授業は、『Word:ページ設定 まとめ』としまして8つの機能をご紹介します!
- 文字列の方向
- 余白
- 印刷の向き
- サイズ
- 段組み
- 区切り
- 行番号
- ハイフネーション
「レイアウト」タブの「ページ設定」グループにある機能ですね♪
はい♪最後までご受講いただきますと、デフォルト(既定)の状態とは全く違う設定やレイアウトについて詳しい知識が身につきますよ!
文書やチラシを見やすくして、はがき・封筒も思いのままに設定できるようになれます。
Wordで作りたいものを作れるようになれるのは、作品の幅も広がるのでとても嬉しいですね♪
【ページ設定】とは「レイアウト」タブにある8つの機能
Wordの「レイアウト」タブの「ページ設定」グループには8つの機能があります。
Wordを新規:白紙の文書で開きますと、デフォルトの設定は次のレイアウトです。
- 文字列の方向…横書き
- 余白…上:35.01mm 下左右:30mm
- 印刷の向き…縦
- サイズ…A4
- 段組み…1段
- 区切り…未設定
- 行番号…なし
- ハイフネーション…なし
Wordのページ設定機能は、このデフォルトの設定を自由に変更することができます。
段組みや区切りなど、私もMOSやサーティファイなどの資格勉強で初めて知って文書全体のレイアウトを大きく変えることができることから、「知ることができて勉強して良かった!」と実感するスキルになりました。
きっと、あなたのWordライフも楽しく味わい深いものになりますよ♪
『文字列の方向』
文書やテキストボックス*内の文字列の方向を、「横書き」「縦書き」「右へ90度回転」「左へ90度回転」「横書き(左90度回転)」に設定できます。
文字列の方向は、次の箇所を順に🖱クリックして設定します。
文字列の方向は、次の5種類あります。
文字列の方向 | 説 明 |
---|---|
横書き | 文字列すべてが横書きになります。 |
縦書き | 全角文字は縦書き、半角文字は右へ90度回転します。 |
右へ90度回転 | テキストボックスや表の中の文字列すべてが右へ90度回転します。 |
左へ90度回転 | テキストボックスや表の中の文字列すべてが左へ90度回転します。 |
横書き(左90度回転) | 半角文字は横書き、全角文字は左へ90度回転します。 |
一つずつ解説します!
「文字列の方向」の設定5種類
横書き
文字列の方向:横書きは、文字列すべてが横書きになります。
縦書き
文字列の方向:縦書きは、全角文字は縦書き、半角文字は右へ90度回転します。
右へ90度回転
文字列の方向:右へ90度回転は、テキストボックスや表の中の文字列すべてが右へ90度回転します。
左へ90度回転
文字列の方向:左へ90度回転は、テキストボックスや表の中の文字列すべてが左へ90度回転します。
横書き(左90度回転)
文字列の方向:横書き(左90度回転)は、半角文字は横書き、全角文字は左へ90度回転します。
文字列の方向はWordの他に、Excel・PowerPointにもある機能です。
👇こちらの授業で詳しく解説していますのでぜひご受講ください♪
『余白』
ページの余白を、「標準」「狭い」「やや狭い」「広い」「見開きページ」に設定できます。
次の箇所を順に🖱クリックして設定します。
●「レイアウト」タブ ➡「ページ設定」グループ ➡[余白]
余白は、次の5種類あります。
余白 | 説 明 |
---|---|
標準 | 上だけ35.01mm・下左右30mmで思いのほか広めです。 |
狭い | 上下左右すべて12.7mmです。 |
やや狭い | 「標準」「狭い」との間くらいです。 |
広い | 上下は「やや狭い」と同じ、左右は約50mmで本文が縦長になります。 |
見開きページ | 上下は「やや狭い」「広い」と同じ、内側が一番広くて外側は上下と同じになります。 |
一つずつ解説します!
「余白の設定」5種類
標準
「標準」の余白サイズは、上だけ35.01mm・下左右30mmで思いのほか広めです。
標準余白サイズ | |||
---|---|---|---|
上 | 35.01mm | 下 | 30mm |
左 | 30mm | 右 | 30mm |
狭い
「狭い」の余白サイズは、上下左右すべて12.7mmです。
狭い余白サイズ | |||
---|---|---|---|
上 | 12.7mm | 下 | 12.7mm |
左 | 12.7mm | 右 | 12.7mm |
やや狭い
「やや狭い」の余白サイズは、「標準」と「狭い」との間くらいです。
やや狭い余白サイズ | |||
---|---|---|---|
上 | 25.4mm | 下 | 25.4mm |
左 | 19.05mm | 右 | 19.05mm |
広い
「広い」の余白サイズは、上下は「やや狭い」と同じ、左右は約5cmで本文が縦長になります。
広い余白サイズ | |||
---|---|---|---|
上 | 25.4mm | 下 | 25.4mm |
左 | 50.8mm | 右 | 50.8mm |
見開きページ
「見開きページ」とは、📖本のように2ページを左右対称にとじるための設定です。
余白サイズは、上下は「やや狭い」「広い」と同じ、内側が一番広くて外側は上下と同じになります。
見開きページ余白サイズ | |||
---|---|---|---|
上 | 25.4mm | 下 | 25.4mm |
内側 | 31.75mm | 外側 | 25.4mm |
「ユーザー設定の余白」で〝上下左右個別に〟余白サイズを設定
余白のメニュー一番下[ユーザー設定の余白]を選択すると、「ページ設定」ダイアログボックスが[余白]タブを選択した状態で開き、🖱クリックや✋手入力で余白を上下左右個別にサイズ設定できます。
余白はWordの他に、Excelにもある機能です。
👇こちらの授業で詳しく解説していますのでぜひご受講ください♪
『印刷の向き』
印刷の向きを、「縦」「横」に設定できます。
次の箇所を順に🖱クリックして設定します。
●「レイアウト」タブ ➡「ページ設定」グループ ➡[印刷の向き]
「縦」「横」2種類を🖱クリックするだけで設定変更できます。
『サイズ』
用紙サイズを選択できます。
選択できる「用紙の種類」と「サイズ」は、接続されているプリンターのドライバーによって違いがあります。
ドライバーとは、デバイスドライバーといいましてパソコンに接続された機器をパソコンで扱えるようにするためのソフトウェアです。
普段の生活に例えますと…🤔
タクシーに乗ってお出かけするときの〝運転手さん〟ですね👮🚖
サイズは、次の箇所を順に🖱クリックして選択します。
●[レイアウト]タブ ➡[ページ設定]グループ ➡[サイズ]
●[レイアウト]タブ ➡[ページ設定]グループ ➡「ページ設定」ダイアログボックス ➡[用紙]タブ ➡[用紙サイズ]
「コピー用紙」の種類とサイズ
A判とは
A判は国際規格です。
国際規格ですと、印刷のときにプリンターの印刷可能サイズ内であれば、メーカーごとにサイズの合う用紙を考えることなく安心して使用できます。
サイズの覚え方ですけれども、「A」の隣の数字が大きくなるほど用紙サイズは小さくなります。
寸法も、長辺を半分にした大きさが次の小さい方のサイズになります。
逆も、短辺を2倍にした大きさが次の大きい方のサイズとなります。
A6とはがきのサイズは同じように見えますけれども、高さは同じで幅が5mm違います。
A判用紙サイズ一覧表
用紙 | サイズ | おもな用途 |
---|---|---|
A0 | 841 X 1189 mm | ポスター |
A1 | 594 X 841 mm | ポスター(新聞紙を開いたサイズに近い) |
A2 | 420 X 594 mm | ポスター |
A3 | 297 X 420 mm | 選挙ポスター・メニュー |
A4 | 210 X 297 mm | コピー用紙・ノート・チラシ |
A5 | 148 X 210 mm | 書籍・手帳・説明書・雑誌 |
A6 | 105 X 148 mm | 文庫本 |
A7 | 74 X 105 mm | カード・ポケット辞書 |
A8 | 52 X 74 mm | (あまり使用されていない) |
A9 | 37 X 52 mm | (あまり使用されていない) |
A10 | 26 X 37 mm | (あまり使用されていない) |
B判とは
B判は日本独自の規格です。
古来からのサイズに由来していますので、日本人の手になじみやすいです。
サイズの覚え方ですけれども、A判と同じく「B」の隣の数字が大きくなるほど用紙サイズは小さくなります。
寸法も、長辺を半分にした大きさが次の小さい方のサイズになります。
逆も、短辺を2倍にした大きさが次の大きい方のサイズとなります。
B判用紙サイズ一覧表
用紙 | サイズ | おもな用途 |
---|---|---|
B0 | 1030 X 1456 mm | ポスター |
B1 | 728 X 1030 mm | ポスター・地図 |
B2 | 515 X 728 mm | ポスター・カレンダー |
B3 | 364 X 515 mm | ポスター・中刷り広告 |
B4 | 257 X 364 mm | 折込チラシ |
B5 | 182 X 257 mm | 週刊誌・教科書 |
B6 | 128 X 182 mm | 書籍・単行本・手帳 |
B7 | 91 X 128 mm | 手帳・店内ポップ |
B8 | 64 X 91 mm | 店内ポップ |
B9 | 45 X 64 mm | (あまり使用されていない) |
B10 | 32 X 45 mm | (あまり使用されていない) |
Wordで選択できる用紙の種類には、はがき・封筒・ラベル、さらに原稿用紙もあります。
既存のサイズ以外に、お好みのサイズを指定することもできます。
👇こちらの授業で詳しく解説していますのでぜひご受講ください♪
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『段組み』
段組みとは、文書を〝2列以上に分けて〟表示するレイアウトのことです。
日常でも、新聞・雑誌・料理のレシピ本・カタログなどでご覧になることも多いと思います。
次の箇所を順に🖱クリックして設定します。
●「レイアウト」タブ ➡「ページ設定」グループ ➡[段組み]
段組みは横書き・縦書きのどちらも設定可能で、次の5種類あります。
段組み | 説 明 |
---|---|
1段 | 段組みのないデフォルト(既定)の状態です。 段組みの解除にも使用できます。 |
2段 | 横書きは左右に2段、縦書きは上下に2段となります。 |
3段 | 横書きは左右に3段、縦書きは上下に3段となります。 |
1段目を狭く | 横書きは左の段が狭く、縦書きは上の段が狭くなります。 |
2段目を狭く | 横書きは右の段が狭く、縦書きは下の段が狭くなります。 |
一つずつ解説します!
「段組み5種類」を見てみましょう
1段
段組みのないデフォルト(既定)の状態です。
段組みの解除にも使用できます。
2段
横書きは左右に2段、縦書きは上下に2段となります。
3段
横書きは左右に3段、縦書きは上下に3段となります。
1段目を狭く
横書きは左の段が狭く、縦書きは上の段が狭くなります。
2段目を狭く
横書きは右の段が狭く、縦書きは下の段が狭くなります。
段組みのメニューの一番下[段組みの詳細設定]を使用することで、「4段以上」の段組みも設定可能です。
Excelではテキストボックスの中に、PowerPointではプレースホルダーやテキスト ボックスの中に段組みの設定ができます。
👇こちらの授業で詳しく解説していますのでぜひご受講ください♪
『区切り』
文書内に『ページ区切り』『セクション区切り』という区切りを設定します。
次の箇所を順に🖱クリックして設定します。
●「レイアウト」タブ ➡「ページ設定」グループ ➡[区切り]
ページ区切り
『ページ区切り』とは、ページ内の任意の文字位置に区切りを設定します。
次の3種類あります。
ページ区切り | 説 明 |
---|---|
改ページ | 「|」カーソルが次のページの先頭に移動します。 |
段区切り | 段組みした文書内の任意の文字列を次の段の先頭へ移動します。 |
文字列の折り返し | 「|」カーソルを置いた箇所に「任意指定の行区切り」(段落内改行)を入れて、文書の体裁をくずすことなく好きな箇所で改行できます。 |
セクション区切り
『セクション区切り』とは、区切り前後の「書式」「レイアウト」を全く違う設定にできます。
次の4種類あります。
ページ区切り | 説 明 |
---|---|
次のページから開始 | 「|」カーソルを置いた箇所にセクション区切りを挿入、次のページに移動して前のページとは違う「書式」「レイアウト」の設定ができることです。 |
現在の位置から開始 | 「|」カーソルを置いた箇所にセクション区切りを挿入、同じページ内で別々の「書式」「レイアウト」の設定ができることです。 |
偶数ページから開始 | 「|」カーソルを置いた箇所にセクション区切りを挿入、次の偶数ページの先頭に移動して前セクションとは違う「書式」「レイアウト」の設定ができることです。 |
奇数ページから開始 |
「|」カーソルを置いた箇所にセクション区切りを挿入、次の奇数ページの先頭に移動して前セクションとは違う「書式」「レイアウト」の設定ができることです。 |
実際の動きを見てみないと、ちょっと難しいかもしれません😅
👇こちらの授業で詳しく解説していますのでぜひご受講ください♪
『行番号』
行番号とは、各行の左余白に番号を振る機能で、次のような〝メリット〟があります。
● 文書の修正や改善を効率的に行える
● 法律文書や契約書など行番号が必要な文書に対応できる
行番号は、次の箇所を順に🖱クリックして設定します。
●「レイアウト」タブ ➡「ページ設定」グループ ➡[行番号]
行番号は、次の6種類の設定メニューがあります。
行番号 | 説 明 |
---|---|
なし | 設定のない状態です。 行番号を非表示にするときにも使用します。 |
連続番号 | 文章の先頭から「1、2、3…」と連続した番号を振ります。 |
ページごとに振り直し | 複数ページのある文書のページごとに「1、2、3…」と番号を振り直します。 |
セクションごとに振り直し | 「セクション区切り」という文書の任意の箇所に入れる区切りごとに「1、2、3…」と番号を振り直します。 |
現在の段落には表示しない | 「|」カーソルのある段落の行番号を非表示にします。 |
行番号オプション | 「行番号」ダイアログボックスを表示して、「開始番号」「文字列との間隔」「行番号の増分」「番号の付け方」を設定できます。 |
一つずつ解説します!
「行番号」の設定メニュー6種類
なし
デフォルト(既定)の状態では[なし]になっています。
行番号を設定後、非表示にしたいときに使用します。
連続番号
[連続番号]とは、文書全体に行番号を振ります。
「|」カーソルの位置はどこでもOKです。
ページごとに振り直し
[ページごとに振り直し]とは、ページごとに先頭から「1、2、3…」と行番号を振り直します。
「|」カーソルの位置はどこでもOKです。
セクションごとに振り直し
セクション区切りとは、文書の任意の箇所に入れる区切りで、区切り前後の「書式」「レイアウト」を全く違う設定にできます。
広い日本間を襖で区切れば、それぞれ違う宴会ができる感じですね😄
現在の段落には表示しない
段落とは、ページの最初~「↲」段落記号までの間、その後は「↲」段落記号と次の「↲」段落記号までの間のことを1段落といいます。
[現在の段落には表示しない]とは、「|」カーソルのある段落の行番号のみを非表示にします。
番号の順序は、非表示にした段落を飛び越えて連番となります。
行番号オプション
[行番号オプション]は、行番号の4種類の詳細な設定ができます。
次の箇所を順に🖱クリックして、「行番号」ダイアログボックスにて設定します。
設定後、[OK]➡「ページ設定」ダイアログボックスの[OK]の順に🖱クリックすると文書に反映されます。
行番号はExcelではデフォルト(既定)で表示されていて、非表示にすることもできます。
👇こちらの授業で詳しく解説していますのでぜひご受講ください♪
『ハイフネーション』
ハイフネーションとは、行末に単語が入りきらないときに単語内で改行して「-」ハイフンでつなぐ機能です。
次の箇所を順に🖱クリックして設定します。
●「レイアウト」タブ ➡「ページ設定」グループ ➡[ハイフネーション]
ハイフネーションは、次の3種類の設定メニューがあります。
余白 | 説 明 |
---|---|
なし | デフォルト(既定)の状態。 ハイフネーションを解除するときにも使用します。 |
自動 | Wordが行末での単語の改行位置を自動で設定して「-」ハイフンでつなげます。 |
任意指定 | 私たちユーザーが任意の改行位置に「-」ハイフンを設定できます。 |
一つずつ解説します!
「ハイフネーション」3種類の設定方法
なし
『なし』とは、デフォルト(既定)の状態です。
ハイフネーションを解除するときにも使用します。
自動
『自動』は、💻Wordが行末での単語の改行位置を自動で設定して「-」ハイフンでつなげます。
任意指定
『任意指定』では、👩🧑私たちユーザーが任意の改行位置に「-」ハイフンを設定できます。
「単語がここで切られたくないな~。。」など思われたときに、お好みの改行位置に変更できます。
ハイフネーションは🖱クリックだけで設定できて、行末の単語も読みやすくなり文書全体のバランスも保てるという優れものです。
👇こちらの授業で詳しく解説していますのでぜひご受講ください♪
まとめ
今回の授業は、『Word:ページ設定 まとめ』でした。
Word「レイアウト」タブ内の「ページ設定」グループにあります8つの機能を解説しました!
ページ設定は、Office ソフトを使用するときに〝😤必須〟といっても過言ではない機能です。
💻パソコンの資格勉強でも、3級レベルから出題範囲です。
とはいっても決してむずかしい機能ではなく、設定の種類と箇所を知れば、あとは「選択するだけ」です。
もちろん、慣れてきましたら「オプションの設定」を使用してオリジナリティを高められますので、どんどん活用していきましょう♪
😄ご受講お疲れさまでした!
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