
Wordで設定できる用紙の種類とサイズには、A4やB5などがあります。
A判とB判の違いや、種類も原稿用紙・ラベルなどもあることはご存知ですか?

いつも使うA4サイズは知っていますけれども、それ以外はなんとなくで…。

実は、今回の授業でご紹介します『Wordで使用できる用紙の種類とサイズ』を把握されることで、作品のレパートリーが格段に増えますよ!

作りたいものにピッタリ合った用紙を、簡単に選ぶことができるようになれるからですね。

そこで今回は、Wordで使える用紙の種類とサイズ、用紙を選択できる箇所をご説明します。
最後までご受講いただくと、文書作成はもちろん、お手紙や暑中見舞い・クリスマスカードなど、自分だけの魅力的な作品の土台を、自信をもって選択できるようになります!

自分で作りたかったクリスマスカードと年賀状。
自信をもっていい作品が作れそうです♪
用紙の種類とサイズの選択方法
Wordの用紙の種類とサイズの選択方法は次の2通りあります。
- [レイアウト]タブ ➡ [ページ設定]グループ ➡ [サイズ]
- [レイアウト]タブ ➡ [ページ設定]グループ ➡「ページ設定」ダイアログボックス ➡
➡[用紙]タブ ➡ [用紙サイズ]

Wordで選択できる用紙の種類とサイズは、
接続されているプリンタのドライバによって違いがあります。
■ ドライバとは…デバイスドライバといいまして、プリンタなどパソコンに接続された機器を、
パソコンで扱えるようにするためのソフトウェアです。
普段の生活にたとえると…🤔
タクシーに乗ってお出かけするときの“運転手さん”でしょうか。👮🚖
コピー用紙の種類とサイズ
A判
A判は国際規格です。
国際規格ですと、たとえば印刷したいとき、
プリンタのメーカーごとにサイズの合う用紙を考えることなく、安心して使用できます。
サイズの覚え方ですけれども、Aのとなりの数字が大きくなるほど、サイズは小さくなります。
大 A0→A1→A2→A3→A4→A5→A6→A7→A8→A9→A10 小
寸法も、長辺を半分にした大きさが、次の小さい方のサイズになります。
逆も、短辺を2倍にした大きさが、次の大きい方のサイズとなります。

A6サイズとハガキのサイズが同じように見えますけれども、
実際には、高さは同じで幅が5mm違います。

■ A判サイズ一覧
用紙 | サイズ | おもな用途 |
---|---|---|
A0 | 841 X 1189 mm | ポスター |
A1 | 594 X 841 mm | ポスター(新聞紙を開いたサイズに近い) |
A2 | 420 X 594 mm | ポスター |
A3 | 297 X 420 mm | 選挙ポスター・メニュー |
A4 | 210 X 297 mm | コピー用紙・ノート・チラシ |
A5 | 148 X 210 mm | 書籍・手帳・説明書・雑誌 |
A6 | 105 X 148 mm | 文庫本 |
A7 | 74 X 105 mm | カード・ポケット辞書 |
A8 | 52 X 74 mm | (あまり使用されていない) |
A9 | 37 X 52 mm | (あまり使用されていない) |
A10 | 26 X 37 mm | (あまり使用されていない) |
B判
B判は日本独自の規格です。
古来からのサイズに由来していますので、日本人の手になじみやすいです。
サイズの覚え方ですけれども、
A判と同じく、Bのとなりの数字が大きくなるほどサイズは小さくなります。
大 B0→B1→B2→B3→B4→B5→B6→B7→B8→B9→B10 小
寸法も、長辺を半分にした大きさが、次の小さい方のサイズになります。
逆も、短辺を2倍にした大きさが、次の大きい方のサイズとなります。

■ B判サイズ一覧
用紙 | サイズ | おもな用途 |
---|---|---|
B0 | 1030 X 1456 mm | ポスター |
B1 | 728 X 1030 mm | ポスター・地図 |
B2 | 515 X 728 mm | ポスター・カレンダー |
B3 | 364 X 515 mm | ポスター・中刷り広告 |
B4 | 257 X 364 mm | 折込チラシ |
B5 | 182 X 257 mm | 週刊誌・教科書 |
B6 | 128 X 182 mm | 書籍・単行本・手帳 |
B7 | 91 X 128 mm | 手帳・店内ポップ |
B8 | 64 X 91 mm | 店内ポップ |
B9 | 45 X 64 mm | (あまり使用されていない) |
B10 | 32 X 45 mm | (あまり使用されていない) |
ハガキの種類と選択方法
★ハガキを選択する一般的な方法は、上記『用紙の種類とサイズの選択方法』をご覧ください。
ここでは、年賀はがきや通常はがきなど「はがき宛名面印刷ウィザード」を使用して、
ハガキの種類が選択できる方法をご紹介します。
- [差し込み文書]タブ ➡ [作成]グループ ➡ [はがき印刷]➡
➡[宛名面の作成]をクリックします。
「はがき宛名面印刷ウィザード はがき宛名面作成」が表示されます。
[次へ]をクリックします。■ウィザードとは…
直訳すると“魔法使い”です。
難しそうな設定も、表示される質問に答えながら“魔法のように”進めることができます!
- 「はがきの種類を選択してください」の4種類からクリックして選択できます。
このまま、表示される質問に答えながら進めることができます。
「はがき宛名面印刷ウィザード」の使い方について詳しくはこちらをご覧ください。☟
封筒の種類と選択方法
★封筒を選択する一般的な方法は、上記『用紙の種類とサイズの選択方法』をご覧ください。
ここでは、「封筒オプション」ダイアログボックスを使った方法ご紹介します。
- [差し込み文書]タブ ➡ [作成]グループ ➡ [封筒]をクリックします。
- 「封筒とラベル」ダイアログボックスが起動します。[オプション]をクリックします。
- 「封筒オプション」ダイアログボックスが起動します。
- 1. [封筒サイズ]をクリックして選択します。
2. [OK]をクリックします。
上記❷の「封筒とラベル」ダイアログボックスに戻ります。
左下にある[文書に追加]をクリックすると、
文書内上部に選択した封筒サイズの用紙が追加されます。
ラベルの種類の選択方法
★ラベルの種類の選択方法をご紹介します!
- [差し込み文書]タブ ➡ [作成]グループ ➡ [ラベル]をクリックします。
- 「封筒とラベル」ダイアログボックスが起動します。[オプション]をクリックします。
1.「ラベルオプション」ダイアログボックスが起動します。
[ラベルの製造元]をクリックして選択します2. [製造番号]をクリックして選択します
3. [OK]をクリックします。
❷の「封筒とラベル」ダイアログボックスに戻ります。
左下にある[新規文書]をクリックすると、新しい画面で選択したラベル用紙が表示されます。
原稿用紙の使い方
原稿用紙設定
Wordに、懐かしの「原稿用紙」があるのはご存知ですか? さっそく使ってみましょう!
- [レイアウト]タブ ➡ [原稿用紙]グループ ➡ [原稿用紙設定]をクリックします。
1. 通常の原稿用紙の場合は、[スタイル]を「マス目付き原稿用紙」にします。
他も必要に応じて設定をします。
2. [印刷の向き]を「横」にします。
3. [OK]をクリックします。
- 原稿用紙になりました!
原稿用紙設定がない場合
[レイアウト]タブに[原稿用紙設定]のツールボタンがない場合、次の操作をしてみましょう。
- [ファイル]タブ ➡[オプション]をクリックします。
1.「Wordのオプション」ダイアログボックスが起動します。[アドイン]をクリックします。
2.「管理:COMアドイン」の状態で[設定]をクリックします。
1.「COMアドイン」ダイアログボックスが起動します。
[Microsoft Word原稿用紙アドイン]にクリックでチェック✔を入れます。
2. [OK]をクリックします。
「原稿用紙設定」が表示されました!
まとめ
用紙の種類とサイズの選択方法をおさらいしましょう。
●Wordの用紙の種類とサイズの選択方法は次の2通りありました。
●ハガキ、封筒、ラベルは、
[差し込み文書]タブ ➡[作成]グループにあるツールボタンから多彩な設定ができます。
●原稿用紙も使えます。
ちなみに、先に普通に入力して、後から原稿用紙設定にすることもできます。
既存のサイズ以外にも自分でサイズを指定することもできます。
けれども、プリンターによって印刷できるサイズに違いがあることと、
印刷するサイズと実際の用紙を一致させるなどに気をつけて、
プリンタも大切にしてあげてくださいね!
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