こんにちは!どこでもパソコン教室 四日市です。
今回の授業は、「ひい、ふう、みい、・・・」とあなたの代わりにセルの個数を数えてくれる♪
Excel関数『COUNT関数・COUNTA関数・COUNTIF関数』の違いと使い方を解説します!
町内会で行く遠足の、参加人数やお弁当の種類・集金状況を、Excelに入力しています。
人数や個数を数えるのが大変で…😅、何か効率のいい方法はありませんか?
はい!『COUNT関数』を使いましょう。
「カウント」といえば、過去にロックバンドでギターを弾いていた私としましては、🥁ドラムスティックで「ワン、ツー、スリー、ジャ~ン♪」という感じで😎🎸
🤭つまり、数を数えてくれる関数なのですね♪
そうなんです。
今回は次の3種類のCOUNT関数を解説します!
● COUNT関数:選択した範囲内の「数値が入力されている」セルの個数を数えます。
● COUNTA関数:選択した範囲内の数値や文字列など「何かしら入力されている」セルの個数を数えます。
● COUNTIF関数:選択した範囲内の「指定した条件に合った」セルの個数を数えます。
これで遠足の幹事を引き受けたことを、後悔しなくて済みそうです♪
COUNT関数3種類の違い
COUNT関数・COUNTA関数・COUNTIF関数の役わりは共通で、「セルの個数を数える」ことです。
3種類の関数の違いは、「どんな情報が入力されているセルの個数を数えるか」ということです。
それぞれの関数を、数値と文字列が入力された同じ範囲を選択して結果を見てみましょう。
● COUNTA関数:数値や文字列など「何かしら入力されている」セルの個数を数えますので、結果は2個となります。
● COUNTIF関数:「指定した条件に合った」セルの個数を数えますので、結果は条件によって変わります。
それでは、次の項目から実際に関数の使い方を解説します!
3つの関数を使用して、遠足の参加者とお弁当の手配の集計表『どこでも町内会遠足の参加者とお弁当の手配』を作成していきましょう。
関数の挿入方法とSUM関数を学べます!
COUNT関数3種類の使い方
COUNT関数(カウントかんすう)
COUNT関数を使用して、「お弁当代支払済み人数」を数えましょう。
- セルG17を🖱クリックして選択します。
- 数式バー*の左隣にある、[関数の挿入]ボタンを🖱クリックします。
*数式バーとは…選択されたセル番地に入力されている数式を表示します。文字列が入力されている場合は、そのまま文字列が表示されます。
もしも数式バーが表示されていないときは、[表示]タブ ➡[表示]グループ ➡[数式バー]に、「✓」チェックを入れると表示されます。
- 「関数の挿入」ダイアログボックスが起動します。
1⃣[関数の検索]に、使用したい関数名(今回は「count」)を入力します。
2⃣[検索開始]ボタンを🖱クリックします。
3⃣[関数名]に候補が並びますので、使用したい関数名(今回は「count」)を🖱クリックで選択します。
4⃣[OK]を🖱クリックします。一度使用した関数は、次回「関数の挿入」ダイアログボックスを起動したときに、[関数名]の一覧に「最近使った関数」として表示されますので、操作が楽になりますよ。
- 「関数の引数」*ダイアログボックスが起動します。
*関数の引数とは…数式のカッコ「( )」の中にある、関数へ値を受け渡すものです。
1⃣「値1」に、セルG4~G13を🖱ドラッグで範囲選択します。
2⃣[OK]を🖱クリックします。
- COUNT関数で数値が入力されているセルの個数=「お弁当代支払済み人数」を数えました!
COUNTA関数(カウントエーかんすう)
COUNTA関数を使用して、「参加人数」を数えましょう。
- セルC17を🖱クリックして選択します。
- 数式バーの左隣にある、[関数の挿入]ボタンを🖱クリックします。
- 「関数の挿入」ダイアログボックスが起動します。
1⃣[関数の検索]に、使用したい関数名(今回は「counta」)を入力します。
2⃣[検索開始]ボタンを🖱クリックします。
3⃣[関数名]に候補が並びますので、使用したい関数名(今回は「counta」)を🖱クリックで選択します。
4⃣[OK]を🖱クリックします。
- 「関数の引数」ダイアログボックスが起動します。
1⃣「値1」に、セルC4~C13を🖱ドラッグで範囲選択します。
2⃣[OK]を🖱クリックします。
- COUNTA関数で文字列(記号)が入力されているセルの個数=「参加人数」を数えました!
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COUNTIF関数(カウントイフかんすう)
COUNTAIF関数を使用して、「お弁当の種類ごとの個数」を数えましょう。
- セルD17を🖱クリックして選択します。
- 数式バーの左隣にある、[関数の挿入]ボタンを🖱クリックします。
- 「関数の挿入」ダイアログボックスが起動します。
1⃣[関数の検索]に、使用したい関数名(今回は「countif」)を入力します。
2⃣[検索開始]ボタンを🖱クリックします。
3⃣[関数名]に候補が並びますので、使用したい関数名(今回は「countif」)を🖱クリックで選択します。
4⃣[OK]を🖱クリックします。
- 「関数の引数」ダイアログボックスが起動します。
1⃣「範囲」に、セルE4~E13を🖱ドラッグで範囲選択して、F4を押して絶対参照*[$E$4:$F$13]にします。
*絶対参照とは…数式内でセル番地を固定することです。
絶対参照にする理由は、このあと数式をコピーするときに、選択範囲がずれないようにするためです。
F4を押すたびに次のように変わります。
● $E$4:$F$13 …列と行を固定(←今回はこの状態にします。)
● E$4:F$13……行のみ固定
● $E4:$F13……列のみ固定2⃣「検索条件」に、セルD16を🖱クリックで選択します。
3⃣[OK]を🖱クリックします。絶対参照について、詳しく解説しています。
- COUNTAIF関数で指定した条件(エビフライ弁当)に合ったセルの個数=「エビフライ弁当の個数」を数えました!
- セルD16を選択した状態で、右下「■」フィルハンドルをセルE16 ➡ F16へ🖱ドラッグします。
「■」フィルハンドルにマウスポインター*を重ねると、「+」の形になりますので、このタイミングで🖱ドラッグを始めるのがポイントです。
*マウスポインターとは…マウスで動く矢印で、状況によって「I」や「+」などの形になります。
- COUNTIF関数の数式がコピーされて、指定した条件(ハンバーグ弁当・唐揚げ弁当)に合ったセルの個数=「ハンバーグ弁当・唐揚げ弁当の個数」を数えました。
『どこでも町内会遠足の参加者とお弁当の手配』の完成です!
初心者の方向けに解説している授業です。
番外編:〝COUNT関数を使わずに〟セルの個数を数える「ステータスバー」
COUNT関数を使用する利点は、関数を入力したセルに常に結果を表示できることと、指定した範囲内のデータに変更があった場合、自動で再計算されることです。
けれども、ちょっと個数を確認したいときなど、「関数を使うまでもないかな~」と思うことはありませんか?
そんなときは、個数を調べたい範囲を選択してから「ステータスバー」*をご覧ください。
情報が表示されますので、いつでもすぐに確認できます。
*ステータスバーとは…画面の一番下にある帯状の箇所で、「ステータス(status)」とは、ある時点での状態や状況を意味し、ステータスバーは現在の状態を把握できます。
どんな情報を表示するかは、ステータスバーを🖱右クリックして表示される「ステータスバーのユーザー設定」にて、🖱クリックで「✓」チェックを入れてお好みで設定できます。
[データの個数]と[数値の個数]に「✓」チェックを入れておくと、COUNT関数を使わずにセルの個数を数えてくれます。
[合計]にも「✓」チェックを入れておくと便利ですよ!
まとめ
今回の授業は、「ひい、ふう、みい、・・・」とあなたの代わりにセルの個数を数えてくれる♪
Excel関数『COUNT関数・COUNTA関数・COUNTIF関数』の違いと使い方を解説しました!
基本的に範囲を選択するだけで数を数えてくれるので、たし算の関数「SUM関数」より、もしかすると簡単かもしれませんね。
ちなみに、COUNTA関数とは逆に何も入力されていないセル、いわゆる空白セルの個数を数えてくれるCOUNTBLANK関数もあります。
使い方は簡単!COUNTA関数と同じ方法です。関数名を変えるだけですので、ぜひお試しください。
😄ご受講お疲れさまでした!
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