こんにちは!どこでもパソコン教室 四日市です。
今回の授業は、Excelの〝たし算の関数〟「SUM関数」を学習しながら関数の使い方基本3種類をマスターしていただけます!

Excelといえば「関数」ですよね。
実はまだ自分で入力したことがありません😅
難しそうでちょっと苦手意識もありますけれども、使えるようになれますか?

大丈夫ですよ♪
今回の授業は、一番やさしい〝たし算〟の関数「SUM関数」を学びながら、Excel関数の基本的な使い方をマスターしていきましょう!

関数が使えるようになれば、誰かが入力した計算式を壊してしまっても自分で直せるようになれますね♪

安心と自信につながりますよね♪
最後までご受講いただきますと、次の3種類の使い方をマスターできて、なぜ関数を使用すると便利なのかご理解いただけます。
● SUM関数を学びながら関数の基本をマスター
● オートSUMの使い方
● SUM関数のショートカットキー

関数の苦手意識を克服して、少しずつ関数のレパートリーを増やしていきたいです♪
『SUM関数』とは「数値を合計(たし算)」する関数
SUM関数を「使用しない」or「使用する」の便利さの違い
実は、Excelで数値を合計するにはSUM関数を使用しなくてもできます。
では、なぜSUM関数を使用すると便利なのでしょうか?
数値の合計ができる3つの方法、 電卓式 セル参照式 SUM関数 を比較してみましょう!
電卓のように〝数字を直接入力〟して合計する「電卓式」
Excelは、電卓のように演算の記号を使用して、四則演算(たし算・引き算・かけ算・割り算)ができます。
四則演算 | 電卓の記号 | Excelの記号(読み方) |
---|---|---|
たし算 | + | + (プラス) |
引き算 | - | - (マイナス) |
かけ算 | × | * (アスタリスク) |
割り算 | ÷ | / (スラッシュ) |
を一覧で解説しています!
それでは実際に、たし算を入力してみましょう。
- 最初に、合計の値を表示したいセルに「=」イコールを入力します。
続いて、電卓で計算するときと同じように数字と「+」を入力していきます。 - 最後に、Enterキーを押すと数式を入力したセルに合計の値が表示されます。
電卓式 の😉メリットは、ちょっとした計算をしたいときに〝電卓いらず〟なことです。
けれども、数字を直接入力しているため、セル内の数字を変更 ➡ 値に反映されないという😫デメリットがあります。
1つずつ〝セル番地をたし算していく〟「セル参照式」
電卓式 のデメリットを解消するためには、数字ではなく計算したいセル番地を入力します。
- 最初に、合計の値を表示したいセルに「=」イコールを入力します。
続いて、計算したい数値が入力されているセル番地と「+」を入力していきます。
♦セル番地の入力は、🖱クリックと手入力のどちらでもOK!です。 - 最後に、Enterキーを押すと数式を入力したセルに合計の値が表示されます。
セル参照式 の😉メリットは、セル内の数字を変更すると値に反映されることです。
けれども、セル番地を1つずつ入力しているため、広い範囲を計算する場合に手間がかかるという😫デメリットがあります。
〝たし算の関数〟「SUM関数」を使用する
電卓式 セル参照式 のどちらのデメリットも解消できるのが「SUM関数」です!
計算したいセルを〝範囲で指定〟するため、数式がシンプルになり数値の変更もしっかり反映してくれます。
SUM関数を学びながら「関数の基本」をマスターしよう!
それでは、SUM関数の使い方を学んでいきましょう!
480個以上あるExcel関数の中でも一番簡単ですし、入力方法の基本はいずれの関数も同じなので、これから関数のレパートリーを増やしていくのにも役に立ちます。
- 今回は、各年の年代別のとなっている人口を、SUM関数で合計して「総人口」を算出したいと思います。
※出典:統計ダッシュボード(https://dashboard.e-stat.go.jp/)のデータを加工して作成
- 「合計」欄の一番上、セルE3を🖱クリックして選択します。
- 数式バー*の左隣にある、[関数の挿入]ボタンを🖱クリックします。
*数式バーとは…選択されたセル番地に入力されている数式を表示します。文字列が入力されている場合は、そのまま文字列が表示されます。<数式バーが表示されていないときの対処法>
次の箇所を順に🖱クリックします。
●[表示]タブ ➡[表示]グループ ➡[数式バー]に「✓」チェック - 「関数の挿入」ダイアログボックスが表示されます。
1⃣[関数の検索]に、使用したい関数名(今回は「sum」)を入力します。
2⃣[検索開始]ボタンを🖱クリックします。
3⃣[関数名]に候補が並びますので、使用したい関数名(今回は「sum」)を🖱クリックで選択します。
4⃣[OK]を🖱クリックします。一度使用した関数は、次回「関数の挿入」ダイアログボックスを表示したときに、[関数名]の一覧に「最近使った関数」として見つけやすくなりますので操作が楽になります。 - 「関数の引数*」ダイアログボックスが表示されます。
*関数の引数とは…数式のカッコ「( )」の中にある値を関数へ受け渡すものです。1⃣ セルB3~D3までを合計したいので、[数値1]に「B3:D3」と入力されていればOK!です。
もしも、違うセル番地が入力されていましたら、B3~D3までを🖱ドラッグまたは「B3:D3」と手入力します。
2⃣[OK]を🖱クリックします。 - SUM関数で数値を合計できました!
※このとき「数式は隣接したセルを使用していません」というエラーが表示されることがありますけれども、そのまま進んでも大丈夫です。エラーを非表示にしたい場合の対処法は、次項で解説します。 - 他のセルにも関数を入力しましょう!とはいえ、毎回上記❷~❻の「関数の挿入」をしていては大変です💦
そこで、関数をコピーして作業を楽にしましょう。セルE3を選択して右下をよく見ると、小さな緑色の「■」があります。
これを「フィルハンドル」といいます。 - 「■」フィルハンドルに、マウスポインター*を重ねると「+」になります。
*マウスポインターとは…マウスで動く矢印で、状況によって「I」や「+」などの形になります。 - 「+」になったマウスポインターを、一番下のセルまで🖱ドラッグまたは🖱ダブルクリックすると数式をコピーできます。
- 数式をコピーするとセルの書式*も一緒にコピーされて、罫線が細くなるなどデザインが崩れてしまうことがあります。
*書式とは…文字の大きさや色、図の配置など、装飾や体裁を整える設定のことです。そのときは、コピー後に表示される「オートフィルオプション」を🖱クリックして、「書式なしコピー」を選択すると元に戻ります。
- 関数の挿入が完了しました!
「オートフィルオプション」は、表示されたままでも大丈夫です。
印刷されることはありませんし、他の操作をしているうちに消えますのでご安心ください。
「数式は隣接したセルを使用していません」とエラー表示されたときの対処法
関数を入力したときに、「!」エラーが表示されて驚くことがあります。
エラーの中でも「数式は隣接したセルを使用していません」と表示されたときの対処法を解説します。
- 「!」エラーにマウスポインターを重ねて、右側に表示される[▼]を🖱クリックします。
すると、一番上に「数式は隣接したセルを使用していません」と表示されています。
ちなみに[エラーを無視する]を選択すると、このセルのみエラーを非表示にできます。 - エラーの原因は、横一列に並んでいるセルA3~D3のうち、セルA3は文字列のため数式に含めていないことで起きています。
文字列は計算しないため、間違いではないのでそのままでも大丈夫です。 - エラー表示が気になってしまう場合、消す方法があります。
「!」エラーにマウスポインターを重ねて、右側に表示される[▼]を🖱クリックします。
一番下に表示されている「エラーチェックオプション」を🖱クリックします。 - 1.「Excelのオプション」が表示されます。
「領域内のセルを除いた数式」の「✓」チェックを🖱クリックして外します。
2.[OK]を🖱クリックします。
- エラー表示が消えました!
<エラー表示の設定を元に戻したい場合>
次の箇所を順に🖱クリックします。
●[ファイル]タブ ➡[オプション]➡ Excelのオプションの[数式]➡「エラーチェックルール」の「領域内のセルを除いた数式」に「✓」チェック
SUM関数は「離れたセルの合計(たし算)」もできる
SUM関数で合計できる数値は隣接したセルだけでなく、離れたセルの合計もできます。
- 下図の「1」と入力されているセルの合計を、SUM関数を使用して計算したいと思います。
合計値を表示したいセルB7を🖱クリックして選択します。 - [関数の挿入]ボタン ➡「関数の挿入」ダイアログボックスでSUM関数を選択して、「関数の引数」ダイアログボックスを表示します。
下図のように[数値1]~[数値3]それぞれに、隣接した範囲や単独でセル番地を🖱クリックやドラッグで選択または手入力して最後に[OK]を🖱クリックします。 - 離れたセルの合計ができました!
数式をよく見ると、隣接したセルは「:」コロンでつながれて、離れたセルは「,」コンマで区切られています。
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書籍「今すぐ使えるかんたん Excel完全ガイドブック」
Excelの入力・編集・書式・計算・関数・グラフ・データベース・印刷・ファイル・図形について「こんな場合はどうしたらいいのだろう?」とか「こんなことをしたい! 」と思ったときにすぐに役立ちます。
「オートSUM」の使い方
「オートSUM」という機能もあります。
オート(auto)=自動 という意味ですね。
ボタンを🖱クリックするだけで、自動でSUM関数を挿入して合計を出してくれる機能です。
SUM関数ならではの機能で、🖱クリック 👉 Enterキーを押して完了!という優れものです。
[ホーム]タブ ➡[編集]グループ ➡[オートSUM]

オートSUMで合計値を出す方法は、次の2通りあります。
● 複数のセルに一度に合計値を出す
「1箇所のセル」に合計値を出す
- 合計値を出したいセル1箇所を選択して、[オートSUM]を🖱クリックします。
- 選択された範囲を確認して、Enterキーを押すと完了です!
「複数のセル」に一度に合計値を出す
合計値を出したい複数のセル(今回は、E3~E9)を選択して、[オートSUM]を🖱クリックするだけです。
😲本当にすぐ計算してくれるので、Excelってすごいですね!
SUM関数の「ショートカットキー」
SUM関数には、便利なショートカットキーがあります。
Alt+Shift+=を押すと、[オートSUM]コマンドボタンを🖱クリックしたときと同じ機能が働きます。
の機能を深掘りしている授業です。
まとめ
今回の授業で、Excelの〝たし算の関数〟「SUM関数」を学習しながら関数の使い方基本3種類をマスターしていただけましたでしょうか!
● SUM関数を学びながら関数の基本をマスター
● オートSUMの使い方
● SUM関数のショートカットキー
Excel関数は〝480個以上〟ありますけれども、「関数の挿入方法」や「数式の見方」の基本は同じです。
関数のレパートリーを一つずつ増やしていけますように、一緒に頑張りましょう♪
個数を数えてくれるCOUNT関数の授業です。
「ExcelVLOOKUP関数のできる方」になれます。
😄ご受講お疲れさまでした!
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