今回の授業は、ファンクションキーF1 F2 F3 F4 F5のご紹介です。

キーボードの一番上に並んでいる、F1~F12のキーを使われたことはありますか?

よく分からないので、あまり見ないようにしているかもしれません…🙈💦

F1~F12は「ファンクションキー」といいます。
各キーに機能がありまして、1回押すだけで実行できたり、Fnなどの他のキーと組み合わせたりして使います。

どんな機能があるのか知りたいです。
覚えられますか?

お好きなソフトで積極的に使っていくことで、自然に覚えられますよ♪
F1~F12を1回押すだけで実行できる機能を中心に、ソフトごとに分けてご紹介します。
さらに、おもにノートパソコンにありますFnについても、合わせてご紹介します。
手放せなくなる機能満載ですよ!

お気に入りの機能が増えると、パソコンがもっと楽しくなりますね♪

たくさんの便利機能がありますので、『前編』『中編』『後編』の3回に分けてご紹介します。
今回の授業は、『前編』F1~F5の機能についてです。
『中編』F6~F10、『後編』F11~Fnについては、下記にリンクがございますので、ぜひご受講くださいませ!
『中編』F6~F10は、こちらをご受講ください。☟
『後編』F11~Fnは、こちらをご受講ください。☟
ファンクションキーの位置
ファンクションキーは、キーボードの上部にF1~F12のキーが横一列に並んでいます。
キーボードの左下にはFnキーがあります。

F1:ヘルプの表示
F1 デスクトップ
デスクトップ画面でF1を押すと、Windows 10の場合、
ウェブブラウザーの『Microsoft Edge』が起動して、
「Windows 10 でヘルプを表示する方法」というページが表示されます。

F1 ウェブブラウザー
ウェブブラウザーの『Google chrome』と『Microsoft Edge』で、
F1を押すと、「ヘルプ」「サポートページ」が表示されます。

F1 Word|ワード
WordでF1を押すと、「ヘルプ」が表示されます。
分からない機能について検索したり、知らなかった機能を発見したりできます。

F1 Excel|エクセル
ExcelでF1を押すと、上記『F1 Word|ワード』と同じく、「ヘルプ」が表示されます。
F1 PowerPoint|パワーポイント
PowerPointでF1を押すと、上記『F1 Word|ワード』『F1 Excel|エクセル』と同じく、
「ヘルプ」が表示されます。
F2:名前の変更・文字の移動・文字の編集
F2 デスクトップ、フォルダ内
「アイコン」「フォルダ」「ファイル」を選択してF2を押すと、名前の変更ができます。
名前の位置でゆっくり2回🖱クリックすることでも、名前の変更はできます。
けれども、タイミングによっては、フォルダやファイルが開いてしまうことも多いので、
F2はおすすめです!

F2 Word|ワード
Wordで文字を選択してF2を押すと、選択した文字を移動できます。
- 移動させたい文字を選択します。
- F2を押すと、ステータスバー*に「移動先は?」と表示されます。
*ステータスバーとは…Word画面の一番下にある帯状の箇所で、「ステータス(status)」とは、ある時点での状態や状況を意味し、ステータスバーは現在の状態を把握できます。
- 移動したい場所にカーソル「|」を置いて、Enterを押すと文字が移動します。
F2 Excel|エクセル
Excelの特徴として、すでに文字や数字など何か入力されているセルに、
そのままもう一度入力しようとすると、上書きとなって元の文字や数字などが消えてしまいます。
F2を押すことで、セルの中にカーソル「|」が入り、加筆や部分修正ができるようになります。

F2 PowerPoint|パワーポイント
PowerPointで、“プレースホルダー”という文字が入力できる箇所や、
図形を選択した状態でF2を押すと、カーソル「|」が入って文字の入力・編集状態になります。

F3:ページ内検索・名前の貼り付け
F3 ウェブブラウザー
ウェブブラウザーでF3を押すと、ウェブページ内を検索できる窓が表示されます。
広いページ内で、見つけたいキーワードをすぐに検索できます。

F3 Excel|エクセル
経験者の方向けになりますけれども、
ExcelでF3を押すと、「名前の貼り付け」ダイアログボックスが起動します。
Excelでは、特定のセル範囲に名前を付けることで、数式を視覚的に分かりやすくできます。
たとえば、次のような見え方になります。
「名前の貼り付け」ダイアログボックスは、名前を付けた範囲を数式で利用するときに、
とても便利な機能です。
Excel関数を使用されるときに、ぜひ活用してみましょう。

F4:アドレスバーにフォーカス・直前の操作を繰り返す・セル参照を切り替える
F4 ウェブブラウザー
ウェブブラウザーの『Google chrome』と『Microsoft Edge』で、
F4を押すと、アドレスバーに「フォーカス」(焦点)があたります。

F4 Word|ワード
Wordで編集中にF4を押すと、文字入力や図形の移動などの直前の操作を繰り返します。
機能を、昔ばなしを使って解説します!「どっこいだんご」をご存知ですか?
だんごを食べたくて「だんご、だんご」と道を歩いていたところ、
途中で人を助け起こしたときに「どっこいしょ」と言ったとたん、
「だんご、だんご」➡「どっこいしょ、どっこいしょ」…「どっこいしょが食べたい!」
と、なってしまったお話です。😆 このように、(☜どのように?😅)
途中で操作が変わると、F4で繰り返される操作も変わります!

F4 Excel|エクセル
F4 直前の操作を繰り返す
Excelで編集中にF4を押すと、『F4 Word|ワード』と同じく、
文字入力や図形の移動、セルの塗りつぶしなどの直前の操作を繰り返します。
F4 セル参照を切り替える
経験者向けになりますけれども、
Excelで数式を入力中にF4を押すと、セル参照を切り替えることができ、
数式を何度も入力や修正する手間がかからなくなります。
セル参照には、「相対参照」「絶対参照」「複合参照」があります。
名称は難しそうですけれど、数式を使っての計算が得意なExcelにとって、
作業を正確に楽にしてくれるものなのです。
下記に、セル参照を体感できる〈例題〉をご用意しましたので、ぜひ挑戦してみてください!
初心者の方には難しいかもしれませんけれども、実際に操作しながらご覧いただくことで、
足し算の関数「SUM関数」と数式の仕組みの基本がお分かりいただけると思います。
〈例題〉『サークル参加人数合計表』を作成してみましょう!
サークルに毎回参加するレギュラーメンバーに、
日ごとに自由参加メンバーの人数を合わせた全参加人数を計算できる表を作成しましょう!
数式は、全部のセルに毎回入力するのは大変なのでコピーして使います。
コピーするときに、そのままですと参照するセル(計算するセル)がずれていきます。
✔これを「相対参照」といいます。
そこで、レギュラーメンバーのセル、つまりずれてほしくないせるを固定します。
✔これを「絶対参照」といいます。
「絶対参照」は数式をコピーするとき、
Excelにある行と列どちらもずれないようにします。
「相対参照」は数式をコピーするとき、
“行だけずれない” or “列だけずれない”といったいずれかにします。
☟下図をご覧いただきながら操作して、
「相対参照」「絶対参照」を実感していただければと思います!



F4 PowerPoint|パワーポイント
PowerPointでF4を押すと、『F4 Word|ワード』や『F4 Excel|エクセル』と同じく、
文字入力や図形の移動、セルの塗りつぶしなどの直前の操作を繰り返します。
F5:ページの再読み込み・ジャンプ・スライドショーの開始
F5 ウェブブラウザー
ウェブブラウザーでインターネット閲覧中にF5を押すと、
ページの更新・再読み込みをして、最新の状態にします。
「情報の表示内容が古いかな?」と思われたら、一度お試しください!
ショートカットキーCtrl+Rも同じ機能です。
「ページの再読み込み」のほかにも、「更新・再読み込み」「右揃え」「右方向にコピー」「返信」のショートカットキーCtrl+Rについて詳しくは、こちらをご受講ください!☟
☟🖱マウス操作の場合は、各ウェブブラウザー次とおりです。
Google Chrome
画面左上にある「再読み込み」ボタンを🖱クリックします。
Microsoft Edge
画面左上にある「更新」ボタンを🖱クリックします。
Firefox
画面左上にある「再読み込み」ボタンを🖱クリックします。
F5 Word|ワード
WordでF5を押すと、「検索と置換」ダイアログボックスが起動して、
その中の「ジャンプ機能」が使えます。
ジャンプ機能とは、確認したい箇所へジャンプできる機能です。
文書のページ数がかなり多くなったとき、ページをスクロールするのは大変です。
そういったときに、確認したい箇所へピンポイントにジャンプしてくれるので、
かなり作業がはかどります!

F5 Excel|エクセル
ExcelでF5を押すと、「ジャンプ」ダイアログボックスが起動します。
[移動先][参照先]を指定して[OK]を🖱クリックすると、
ピンポイントにジャンプしてくれます。
- [移動先]:
上記『F3 Excel|エクセル』でご紹介しています、名前を付けたセル範囲が表示されます。 - [参照先]:
A1、b3など(大文字・小文字どちらでもOK)、セル番地を入力します。

F5 PowerPoint|パワーポイント
PowerPointでF5を押すと、「スライドショーの開始」となります。
ちなみに、F5は最初のスライドから開始となり、
Shift+F5を押すと、現在表示しているスライドから開始となります。

まとめ
それでは、ファンクションキー『前編』のおさらいをしましょう。
『中編』F6~F10は、こちらをご受講ください!☟
『後編』F11~Fnは、こちらをご受講ください!☟
ファンクションキー F1・F2・F3・F4・F5 機能一覧表
キー | 使用ソフト | 機 能 |
---|---|---|
F1 | デスクトップ | ヘルプの表示 |
ウェブブラウザー | ヘルプの表示 | |
Word|ワード | ヘルプの表示 | |
Excel|エクセル | ヘルプの表示 | |
PowerPoint|パワーポイント | ヘルプの表示 | |
F2 | デスクトップ、フォルダ内 | 名前の変更 |
Word|ワード | 文字の移動 | |
Excel|エクセル | 文字の編集 | |
PowerPoint|パワーポイント | 文字の編集 | |
F3 | ウェブブラウザー | ページ内検索 |
Excel|エクセル | 名前の貼り付け | |
F4 | ウェブブラウザー | アドレスバーにフォーカス |
Word|ワード | 直前の操作を繰り返す | |
Excel|エクセル | ●直前の操作を繰り返す ●セル参照を切り替える | |
PowerPoint|パワーポイント | 直前の操作を繰り返す | |
F5 | ウェブブラウザー | ページの再読み込み |
Word|ワード | ジャンプ | |
Excel|エクセル | ジャンプ | |
PowerPoint|パワーポイント | スライドショーの開始 |
すべて覚えようとしなくても大丈夫ですよ!
普段よく使うソフトなどで、実践していくと自然に身に付きます。😄
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