
入力したい漢字の読み方が分からない!と、困ったことはありませんか?

ひと昔…いや、ふた昔前には、漢和辞典で漢字の画数などから調べていましたね。
パソコンが一般的になってからは、インターネットで調べるか、簡単な文字を使うかしています。

難しい漢字は授業中に、「先生、これ、なんて読むの?」と質問されることも多くて、私も『うっ、知らない💦』と、焦ることもしばしばです…。😅

けれども大丈夫。「IMEパッド」という強い味方があります!
漢字の読み方が分からないときの“2つのサポート”
- 書き方を真似して入力できる
- 音読み・訓読みを教えてくれる

それは素敵な機能ですね。難しい漢字の勉強にもなりますよ♪

今回の授業は、
「IMEパッド」の機能5種類とその使い方を解説します。
ぜひ実際に一緒に操作してみましょう!
IMEパッドの使い方
IMEパッドの起動方法
- まず、Wordなど文字が入力できるソフトを立ち上げます。
次に、パソコン画面の右下を見ると、時計やカレンダーなどがありますね。
こちらは、「通知領域(タスクトレイ)」といいます。
- 「あ」(または「A」)となっている「言語バー(IMEツールバー)」を、
🖱右クリックしましょう。
- 「IMEオプション」というメニューが表示されますので、
その中から[IMEパッド]を🖱クリックすると起動します。
知るほどパソコンの理解度UP!画面構成と各部名称について詳しくはこちらをご覧ください。☟
IMEパッド「手書き」
- 今回は、「稱」という漢字が読めないとします。(本当に読めませんでした😅)
起動した「MEパッド」の「手書き」を🖱クリックします。
すでに、「手書き」の状態でしたらそのままで大丈夫です。
- 「ここにマウスで文字を描いてください。」という箇所に、
今回読めない「稱」という漢字を🖱マウスで手書きしてみましょう。
すると、その右側に「これですか?それともこれ?」と言わんばかりに、
候補となる漢字が出てきてくれます。
- 書いている途中ですけれども、「稱」が出てきました。
マウスポインター*をあてると、音読み・訓読みが表示されます。
*マウスポインターとは…マウスで動く矢印のことです。
- 「稱」を🖱クリックしましょう。
文字が入力できましたので、Enterキーで確定して完了です!
もしも手書きを間違えたら
■[戻す]ボタンを🖱クリックするごとに、一筆ごと戻すことができます。

■[消去]ボタンを🖱クリックすると、すべて消して最初から書き直すことができます。

IMEパッドその他の機能
「IMEパッド」には、「手書き」の他にも4つの機能がありますので紹介します。
文字一覧
次の❶~❹の順番で、選択しながら🖱クリック、そして最後にEnterキーを押すことで、
通常の文字変換ではなかなか出てこない、記号や特殊文字を入力できます。
『ض』👈こんな文字や、『ᛞ』👈あんな文字も入力できます!

❶ 文字一覧ボタン | 「文字一覧」画面を表示します。 |
❷ 文字カテゴリ | 文字の種類を分類した一覧です。 |
❸ フォント | フォント(書体のデザイン)を選びます。 |
❹ 文字コード対応表 | パソコンで使う文字は「Unicode」という番号で管理されており、 その文字カテゴリごとの一覧が、ここに表示されます。 むずかしそうに見えますけれども、🖱クリックするだけで入力できますので大丈夫ですよ。 |
ソフトキーボード
マウスを使ってキーボード入力ができます。

- ソフトキーボードボタン…「ソフトキーボード」画面を表示します。
- 配列の切り替え…キーボードの種類(配列)を替えます。
ちなみに、このソフトキーボードの項目では、
説明の文章を、「ソフトキーボード」を使って入力しています!
違和感なく普通に入力できていると思いますけれども、いかがでしょうか?😊
配列の種類
ソフトキーボードの種類(配列)は、次の5種類があります。
英数字(QWERTY配列)

英数字(ABC配列)

ひらがな/カタカナ(JIS配列)

ひらがな/カタカナ(50音配列)

数字/日付

総画数
総画数から漢字を探して入力できます。
- 総画数ボタンを🖱クリックします。
- 総画数を選びます。
- フォントの変更ができます。
- 「一覧表示の拡大/詳細の切り替え」を🖱クリックで、下図のように表示が切り替わります。
(❸フォントの変更と、❹[拡大表示]と[詳細表示]を切り替えは、必要な時だけ使います。)
表示された一覧から漢字を見つけて🖱クリック、最後にEnterキーを押すことで入力できます。
部首
部首画数から漢字を探して入力できます。
- 部首画数ボタンを🖱クリックします。
- 部首画数を選びます。
- フォントの変更ができます。
- 選択した画数の部首一覧が表示されます。
探している漢字の部首を🖱クリック➡右側に表示された一覧から漢字を見つけたら🖱クリック ➡最後にEnterキーを押すことで入力できます。 - 「一覧表示の拡大/詳細の切り替え」を🖱クリックで、下図のように表示が切り替わります。
IMEパッドの終了方法
終了方法はとても簡単で、右上の「✖」を🖱クリックして閉じます。

まとめ
画面右下の、たった一文字からスタートする機能「IMEパッド」。
なのに、膨大な情報量で、安心・安定の心強い味方になってくれます。
とくに『手書き』と『文字一覧』を使うことで、入力をあきらめていた文字も入力できます!
下記授業では、手を見ないで画面に集中できる「タッチタイピング」の“コツ”を解説しています。「IMEパッド」と「タッチタイピング」は、パソコン入力の最強タッグです!
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