今回の授業は、ショートカットキーCtrl+数字キー0~9のご紹介です!

Ctrlとの組み合わせで、作業をショートカット(近道)してくれるキーは、たくさんあります!

Ctrl+アルファベット、Ctrl+矢印キーがありますね♪

はい。ご興味のある方は、ぜひお時間のあるときにご受講ください♪【Ctrl+A~Z】アルファベット全26文字のショートカットキー一覧!

Ctrl+数字キー0~9でも、ショートカットできる機能があるのですか?

はい。ウェブブラウザー、Word、Excel、Outlookで使用できますので、数字ごとに解説します。
Ctrl+0~9すべてに機能があるので、最後までご受講いただきますと、素敵な機能との出会いがありますよ♪

好きなソフトで新しい機能を発見できたら嬉しいですね♪
Ctrl+0:コントロール・ゼロ
ウェブブラウザー:拡大・縮小表示を100%に戻す
*テンキーとキーボード、どちらの[0]も使用できます。
ウェブブラウザーでCtrlを押しながら0を押すと、
拡大・縮小した表示倍率を、元の100%に戻すことができます。
- 画面表示100%の状態です。
- Ctrlを押しながら🖱マウスホイールを前方に転がす、またはCtrl++を押すごとに、
画面表示が拡大していきます。
- Ctrlを押しながら🖱マウスホイールを後方に転がす、またはCtrl+-を押すごとに、
画面表示が縮小していきます。
- Ctrl+0を押してみましょう。画面表示が100%に戻ります!
Word:段落前に間隔を追加・削除
*テンキーではなく、キーボードの[0]を使用します。
WordでCtrlを押しながら0を押すと、
段落*前に間隔を追加、もう一度押すと間隔を削除できます。
*段落とは…ページの最初~「↲」段落記号までの間、
その後は、「↲」段落記号と次の「↲」段落記号までの間のことを1段落といいます。
- 段落前とは、見た目ですと「|」カーソルの入っている段落の“上”に間隔が追加されます。
今回は、段落「く」と「あ」の間に間隔を追加したいと思いますので、
段落「あ」の中に「|」カーソルを入れておきます。
- Ctrl+0を押してみましょう。段落「く」と「あ」の間に間隔を追加しました。
もう一度、Ctrl+0を押すと間隔を削除します。
Excel:列の非表示
*テンキーではなく、キーボードの[0]を使用します。
ExcelでCtrlを押しながら0を押すと、アクティブセル*のある列を非表示します。
*アクティブセルとは…セルの中でも、選択されて入力できる状態のセルのことです。
- 下図のような表を用意しました。数字の「1」(セルB2)を、アクティブセルにします。
アクティブセルにするのは、非表示にしたい列内の、どのセルでも大丈夫です。 - Ctrl+0を押します。
- 数字「1~3」のある、B列が非表示になりました。
[Ctrl+Shift+0]で列の再表示
Excelで非表示にした列を、Ctrlを押しながらShiftさらに0押すと、列を再表示できます。
- 上記で非表示にしたB列を、再表示したいと思います。
非表示になっているB列の左右両隣となる、A列とC列の任意の箇所を選択します。
Shift+矢印キーで、🖱ドラッグしたように範囲選択できます。左隣のないA列を非表示にした場合は、名前ボックスに「A1」(数字は任意)と入力してEnterを押すことで、範囲選択できます。 - Ctrl+Shift+0を押します。
- 数字「1~3」のある、B列が再表示しました。
[Ctrl+Shift+0]で再表示できない場合の対処法
Windows アップデートによって、Ctrl+Shift+0を押しても、
列を再表示できないことがあります。
そのときは、次の2つのいずれかの手順で、キーボードの設定を変更してみましょう。
その1:「規定の入力方式の上書き」を[日本語 – Microsoft IME]にする
- 画面左下[スタート]ボタンを🖱クリック ➡[設定]を🖱クリックします。
- 設定画面が表示されますので、次の順に🖱クリック、設定します。
1.時刻と言語
2.言語
3.キーボード
4.[日本語-Microsoft IME]に変更
その2:「キーボードレイアウトの切り替え」を、[割り当てなし]にする
- 画面左下[スタート]ボタンを🖱クリック ➡[設定]を🖱クリックします。
- 設定画面が表示されますので、次の順に🖱クリックします。
1.時刻と言語
2.言語
3.キーボード
4.入力言語のホットキー
- 「テキストサービスと入力言語」画面が表示されますので、確認と🖱クリックします。
1.[キーの詳細設定]タブになっているのを確認
2.[キーシーケンスの変更]を🖱クリック
- 「キーシーケンスの変更」画面が表示されます。
「キーボードレイアウトの切り替え」を、[割り当てなし]にして、
[OK]を🖱クリックします。
- 最後に、ここまでの設定画面を戻って閉じます。
1.「テキストサービスと入力言語」画面 ➡[OK]を🖱クリック
2.「キーボード」設定画面 ➡ 右上の[×]を🖱クリック
以上で設定完了です。
Ctrl+Shift+0を押して、列の再表示ができるか確認してみましょう。
「割り当てなし」を設定して大丈夫かな?と、不安になりますよね。
下記、Microsoft サポートページでも、掲載されている対処法なので大丈夫ですよ。
『その1』『その2』の設定しても、パソコンを再起動すると元に戻って、
またCtrl+Shift+0で再表示できなくなることがあります。
そのときは、上記<🖱クリック操作で列を再表示する方法>で対処しましょう。
Ctrl+1:コントロール・ワン
ウェブブラウザー:一番左端のタブに切り替える
*テンキーとキーボード、どちらの[1]も使用できます。
ウェブブラウザーでCtrlを押しながら1を押すと、一番左端のタブに切り替えます。
Word:行間を「1行」にする
*テンキーではなく、キーボードの[1]を使用します。
WordでCtrlを押しながら1を押すと、「|」カーソルのある、または選択された段落の、
行間を「1行」にすることができます。
行間の設定をしていない状態、つまり既定値は「1行」ですので、
行間を規定値に戻したいときに便利です。
Excel:「セルの書式設定」ダイアログボックスを起動する
*テンキーではなく、キーボードの[1]を使用します。
ExcelでCtrlを押しながら1を押すと、「セルの書式設定」ダイアログボックスを起動します。
各タブを変えると表示も変わり、☟下記のような書式設定ができます。
タブ | 設定できること | |
---|---|---|
表示形式 | 通貨、日付、時刻など、作成したいデータに合った表示にします。 | |
配置 | セル内で中央揃えにしたり、折り返したりなど、文字の配置について設定します。 | |
フォント | 文字にフォント、サイズ、色などの書式を設定します。 | |
罫線 | 枠にする線の種類、太さ、色などの書式を設定します。 | |
塗りつぶし | セルの背景色やドット柄などの設定ができます。 | |
保護 | 大切なデータや数式などを、変更できないように保護するときに使用します。 |
Ctrl+2:コントロール・トゥー
ウェブブラウザー:左から2番目のタブに切り替える
*テンキーとキーボード、どちらの[2]も使用できます。
ウェブブラウザーでCtrlを押しながら2を押すと、左から2番目のタブに切り替えます。
Word:行間を「2行」にする
*テンキーではなく、キーボードの[2]を使用します。
WordでCtrlを押しながら2を押すと、「|」カーソルのある、または選択された段落の、
行間を「2行」にすることができます。
Excel:文字列を太字にする
*テンキーではなく、キーボードの[2]を使用します。
ExcelでCtrlを押しながら2を押すと、文字列を太字することができます。
押すたびに、ON・OFFが切り替わります。
ショートカットキーCtrl+Bと同じ機能です。
Ctrl+3:コントロール・スリー
ウェブブラウザー:左から3番目のタブに切り替える
*テンキーとキーボード、どちらの[3]も使用できます。
ウェブブラウザーでCtrlを押しながら3を押すと、左から3番目のタブに切り替えます。
Excel:文字列を斜体にする
*テンキーではなく、キーボードの[3]を使用します。
ExcelでCtrlを押しながら3を押すと、文字列を斜体にすることができます。
押すたびに、ON・OFFが切り替わります。
ショートカットキーCtrl+Iと同じ機能です。
Ctrl+4:コントロール・フォー
ウェブブラウザー:左から4番目のタブに切り替える
*テンキーとキーボード、どちらの[4]も使用できます。
ウェブブラウザーでCtrlを押しながら4を押すと、左から4番目のタブに切り替えます。
Excel:文字列に下線を引く
*テンキーではなく、キーボードの[4]を使用します。
ExcelでCtrlを押しながら4を押すと、文字列に下線を引くことができます。
押すたびに、ON・OFFが切り替わります。
ショートカットキーCtrl+Uと同じ機能です。
Ctrl+5:コントロール・ファイブ
ウェブブラウザー:左から5番目のタブに切り替える
*テンキーとキーボード、どちらの[5]も使用できます。
ウェブブラウザーでCtrlを押しながら5を押すと、左から5番目のタブに切り替えます。
Word:行間を「1.5行」にする
*テンキーではなく、キーボードの[5]を使用します。
WordでCtrlを押しながら5を押すと、「|」カーソルのある、または選択された段落の、
行間を「1.5行」にすることができます。
Excel:文字に取り消し線を引く
*テンキーではなく、キーボードの[5]を使用します。
ExcelでCtrlを押しなが5を押すと、文字列に取り消し線を引くことができます。
押すたびに、ON・OFFが切り替わります。
Ctrl+6:コントロール・シックス
ウェブブラウザー:左から6番目のタブに切り替える
*テンキーとキーボード、どちらの[6]も使用できます。
ウェブブラウザーでCtrlを押しながら6を押すと、左から6番目のタブに切り替えます。
Excel:オブジェクトの表示・非表示
*テンキーではなく、キーボードの[6]を使用します。
ExcelでCtrlを押しながら6を押すと、図形や写真など、オブジェクトを表示・非表示します。
押すたびに、表示・非表示が切り替わり、リボン上の関係するコマンドボタンも連動します。
データに集中したいときに便利です!
Ctrl+7:コントロール・セブン
ウェブブラウザー:左から7番目のタブに切り替える
*テンキーとキーボード、どちらの[7]も使用できます。
ウェブブラウザーでCtrlを押しながら7を押すと、左から7番目のタブに切り替えます。
Ctrl+8:コントロール・エイト
ウェブブラウザー:左から8番目のタブに切り替える
*テンキーとキーボード、どちらの[8]も使用できます。
ウェブブラウザーでCtrlを押しながら8を押すと、左から8番目のタブに切り替えます。
Excel:アウトラインの表示・非表示
*テンキーではなく、キーボードの[8]を使用します。
ExcelでCtrlを押しながら8を押すと、アウトライン*の表示・非表示します。
押すたびに、表示・非表示が切り替わります。
*アウトラインとは、データ集計表などを、行・列の任意のデータをグループ化して、
各グループごとに、大項目のみで表示したり、詳細データも表示したりできる機能です。
アウトラインの作成方法にご興味のある方は☞「Microsoft|サポート ワークシートのデータのアウトラインを作成する」をご参照ください。
統計データ:なるほど統計学園「探してみよう統計データ」より
Ctrl+9:コントロール・ナイン
ウェブブラウザー:左から9番目、または一番右端のタブに切り替える
*テンキーとキーボード、どちらの[9]も使用できます。
ウェブブラウザーでCtrlを押しながら9を押すと、
左から9番目、または一番右端のタブに切り替えます。
Excel:行の非表示
*テンキーではなく、キーボードの[9]を使用します。
ExcelでCtrlを押しながら9を押すと、アクティブセル*のある行を非表示します。
- 下図のような表を用意しました。数字の「1」(セルB2)を、アクティブセルにします。
アクティブセルにするのは、非表示にしたい行内の、どのセルでも大丈夫です。 - Ctrl+9を押します。
- 数字「1」のある、行2が非表示になりました。
[Ctrl+Shift+9]で行の再表示
Excelで非表示にした列を、Ctrlを押しながらShiftさらに9押すと、行を再表示できます。
- 上記で非表示にした行2を、再表示したいと思います。
非表示になっている行2の上下両隣となる、行1と行3の任意の箇所を選択します。
Shift+矢印キーで、🖱ドラッグしたように範囲選択できます。上隣のない行1を非表示にした場合は、名前ボックスに「A1」(アルファベットは任意)と入力してEnterを押すことで、範囲選択できます。 - Ctrl+Shift+9を押します。
- 数字「1」のある、行2が再表示しました。
[Ctrl+Shift+9]で再表示できない場合の対処法
Windows アップデートによって、Ctrl+Shift+9を押しても、
列を再表示できないことがあります。
そのときは、上記『[Ctrl+Shift+0]で列の再表示』内にあります、
[Ctrl+Shift+0]で再表示できない場合の対処法で、キーボードの設定を変更してみましょう。
まとめ
今回の授業は、ショートカットキーCtrl+数字キー0~9のご紹介でした!
最後にまとめとして、
それぞれのキーでショートカット(近道)できる機能を一覧で見てみましょう。
ショートカットキー | ソフトウェア | 機能 |
---|---|---|
Ctrl+0 | ウェブブラウザー | 拡大・縮小表示を100%に戻す |
Word | 段落前に間隔を追加・削除 | |
Excel | 列の非表示 | |
Ctrl+Shift+0 | Excel | 列の再表示 |
Ctrl+1 | ウェブブラウザー | 一番左端のタブに切り替える |
Word | 行間を「1行」にする | |
Excel | 「セルの書式設定」ダイアログボックスを起動する | |
Ctrl+2 | ウェブブラウザー | 左から2番目のタブに切り替える |
Word | 行間を「2行」にする | |
Excel | 文字列を太字にする | |
Ctrl+3 | ウェブブラウザー | 左から3番目のタブに切り替える |
Excel | 文字列を斜体にする | |
Ctrl+4 | ウェブブラウザー | 左から4番目のタブに切り替える |
Excel | 文字列に下線を引く | |
Ctrl+5 | ウェブブラウザー | 左から5番目のタブに切り替える |
Word | 行間を「1.5行」にする | |
Excel | 文字に取り消し線を引く | |
Ctrl+6 | ウェブブラウザー | 左から6番目のタブに切り替える |
Excel | オブジェクトの表示・非表示 | |
Ctrl+7 | ウェブブラウザー | 左から7番目のタブに切り替える |
Ctrl+8 | ウェブブラウザー | 左から8番目のタブに切り替える |
Excel | アウトラインの表示・非表示 | |
Ctrl+9 | ウェブブラウザー | 左から9番目、または一番右端のタブに切り替える |
Excel | 行の非表示 | |
Ctrl+Shift+9 | Excel | 行の再表示 |
昔の読み書きは「🖌お習字」で、現代の読み書きは「💻タイピング練習」です。
タイピング力を高めて、さらにショートカットキーを操ると…😲!
入力操作を気にすることなく、パソコン画面に集中できるようになれますよ。
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