こんにちは!どこでもパソコン教室 四日市です。
今回の授業は、膨大なデータを簡単に整理できる『ピボットテーブル』の使い方をご紹介します!
手作業で集計していたデータを、たった数クリックでまとめられる便利な機能です。

最近、仕事で大量のデータを扱うことが増えてきたんですが、手作業で集計するのにすごく時間がかかってしまって…。
もっと効率的な方法がないかと思って調べたら、「ピボットテーブル」が便利らしいって知ったんです。
でも、難しそうで、ちゃんと使いこなせるか不安で…。

確かに、膨大なデータを手作業で整理するのは大変ですよね。
でも安心してください!
ピボットテーブルを使えば、🖱クリック数回でデータを集計・分析できるようになりますよ。
初心者の方でも、基本を押さえればすぐに使いこなせるようになりますし、慣れれば仕事や学業の効率がグッと上がるはずです。

それは助かります!
できるだけ早くマスターして、作業時間を短縮したいんです。
どうすればピボットテーブルを簡単に習得できますか?

まずは「ピボットテーブルとは何か」を理解して、基本の使い方を覚えることから始めましょう。
例えば、「データの集計」や「カテゴリごとの比較」といった業務にすぐ活用できますよ。
今回の授業は、初心者向けにステップごとに解説しますので、一緒に学んでいきましょう♪

なるほど!ピボットテーブルはデータを整理して分析するのに便利なんですね。
初心者向けとのことなので、一つひとつしっかり理解しながら進めたいです。
業務で活用できるように、使い方をマスターしていきたいと思います♪
ピボットテーブルとは?
ピボットテーブルは、Excelの強力な機能のひとつで、大量のデータを整理・分析するためのツールです。
データを簡単に集計し、異なる視点から比較することができるため、業務の効率化にも役立ちます。
ピボットテーブルの名称は、データを「ピボット(pivot)」、つまり軸を中心に回転させながら動的に変更できる特性に由来しています。
これは、🏀バスケットボールにおける「ピボット」の動きと同じように、状況に応じて柔軟に視点を切り替えられることを意味しています。
例えば、売上データをカテゴリごとや支店ごとにまとめたり、特定の期間のトレンドを見たりするのに便利です。
ピボットテーブルの基本的な役割とできること
ピボットテーブルの主な役割は、データの集計や分析を簡単に行うことです。
具体的にできることとして、以下のような機能があります。
● データの分類と整理:複数のカテゴリーでグループ化し、特定の項目を抽出する。
● 集計と計算:数値データを合計・平均・最大値・最小値などの形式で表示する。
● フィルターと並べ替え:必要なデータだけを表示し、分析しやすくする。
● 視覚的なレポート作成:グラフやチャートと組み合わせて、見やすいレポートを作成する。
これらの機能を活用することで、大量のデータを短時間で整理し、必要な情報を瞬時に取得することができます。
Excel初心者でも簡単に使える理由
ピボットテーブルは、一見高度な機能に感じるかもしれませんが、実は初心者でも簡単に使えます。その理由として、以下のポイントが挙げられます。
● ドラッグ&ドロップで設定できる:フィールドを選択して移動するだけで、簡単にデータを整理できる。
● 自動計算で手間を削減:手作業で計算する必要がなく、Excelが自動で集計してくれる。
● リアルタイムで変更可能:表示したいデータを自由に変更できるので、試行錯誤しながら分析ができる。
初心者でも直感的に操作できる設計になっているため、Excelを使い慣れていなくても、短時間でデータ分析を始めることができます。
まずは実際に触れてみて、その便利さを体感してみましょう!
ピボットテーブルの構成要素
ピボットテーブルの構成要素について、簡単に説明します。
下記4つ(行、列、値、フィルター)をうまく組み合わせることで、データの分析がぐっと便利になります!
行(Row)
ピボットテーブルの「行」には、データの分類基準となる項目が配置されます。
例えば、「売上データ」のピボットテーブルで「店舗別の売上」を分析するとき、「店舗名」を「行」に設定すると、各店舗ごとの集計結果が表示されます。
列(Column)
「列」は「行」と似ていますが、こちらはデータを横方向に分類する要素です。
例えば、「年度別・店舗別の売上」を分析したい場合、「年度」を「列」に設定すると、各年度ごとの売上データが横に並びます。
値(Value)
「値」には、集計したいデータ(数値など)を設定します。
例えば、「売上金額」を「値」に設定すると、各店舗・各年度ごとの売上合計が計算され、表に表示されます。
また、「合計」「平均」「最大値」などの集計方法を変更することも可能です。
フィルター(Filter)
「フィルター」を使うと、ピボットテーブルのデータを特定の条件で絞り込むことができます。
例えば、「特定の地域の店舗だけを表示したい」といった場合、「地域」を「フィルター」に設定し、特定の地域のみを選択すると、該当データだけが表示されます。
ピボットテーブルの作り方
データの準備と選び方
ピボットテーブルに適したデータの特徴
ピボットテーブルを使うには、次のようなデータが理想的です。
例:「日付」「商品名」「販売地域」「売上金額」など、情報が整理されている
2⃣ データに重複や欠損が少ない
情報が整っているほど、正確な分析ができる
3⃣ 一覧表(リスト)として構成されている
1行に1つのデータ(1つの取引、1つの商品など)が入っていると便利
4⃣ 数値データが含まれる
例:売上金額、数量などが含まれると、合計や平均を簡単に計算できる
ピボットテーブルに不向きなデータ
逆に、ピボットテーブルには、以下のようなデータは向いていません。
2⃣ 統一されていないデータ(例: 数値と文字列が混ざっている)
3⃣ データが表のようではなく、文章形式になっている
初心者向けのデータ整理のポイント
ピボットテーブルをスムーズに使うために、データを整理すると良いですね。
● タイトル行(見出し)をつける ➡ 例えば「日付」「商品」「売上」など
● データの種類を統一する ➡ 数値データの列はすべて数値で揃える
● 表形式で整理する ➡ 各行が1つのデータになるように
ピボットテーブルを作成する手順
実際のExcel画面を使った簡単な手順と、初心者が陥りやすいミスとその対処法について紹介します。
ピボットテーブルの基本的な作成手順
以下の手順で、ピボットテーブルを簡単に作成できます。
- ピボットテーブルを作成したい表形式のデータを用意します。
- データ範囲を選択(表全体をマウスで選択)して、以下の手順で🖱クリックします。
●「挿入」タブ ➡「テーブル」グループ ➡[ピボットテーブル]
- 「ピボットテーブルの作成」ダイアログボックスが表示されるので、設定します。
1⃣「表または範囲を選択」➡ 事前に選択した範囲 を確認
2⃣「新規ワークシート」に作成する(推奨)
3⃣[OK]を🖱クリック
- ピボットテーブルのフィールド一覧が表示されますので、集計したい項目を設定します。
1⃣「商品名」を行エリアへ🖱ドラッグ ➡ 各商品の売上を集計
2⃣「売上金額」を値エリアへ🖱ドラッグ ➡ 合計売上を計算
3⃣「カテゴリー」をフィルターエリアへ🖱ドラッグ ➡ 家電などの特定カテゴリで絞り込み
4⃣「日付」を列エリアへ🖱ドラッグ ➡ 月別・日別で売上を分析
- ピボットテーブルが完成しました!
このピボットテーブルでは、商品・カテゴリー・日付ごとの売上を簡単に比較・分析できます。
よくあるミスとその対処法
ピボットテーブルを作成するときに陥りやすいミスを紹介します。
このようなポイントを押さえておくと、ピボットテーブルをスムーズに作成できますよ!
❌ ミス①:データ範囲が正しく選択できていない
➡ 対策:「Ctrl+A」で表全体を選択するとミスが減る
👩🏫 授業:【Ctrl+A】瞬時にALL!『すべて選択』のショートカットキーでキーの連打不要!
❌ ミス②:空白セルが含まれている
➡ 対策:空白セルには「0」や「N/A」などを入力しておく
❌ ミス③:数値データが「文字列」として扱われている
➡ 対策:「セルの書式設定」で「数値」に変更する(下図参照)
すぐに活用できる時短ワザとデータ分析テクニックを網羅しています。
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ピボットテーブルの使い方
簡単な集計方法
ピボットテーブルを使えば、売上データの「合計」や「平均」を簡単に求めることができます。
合計を計算する
- 「商品名」を行エリアへ🖱ドラッグ ➡ 商品ごとの売上を表示します。
- 「売上金額」を値エリアへ🖱ドラッグ ➡ 各商品の合計売上を計算します。
🔹 これで「どの商品が一番売れているか」がすぐに分かります。
平均を計算する
- 値エリアの「売上金額」を🖱クリック ➡「値フィールドの設定」を選択します。
- 集計方法を「平均」に変更します。
- ピボットテーブルの売上金額の「平均」を表示します。
🔹 これで「各商品の平均売上」が分かり、売上の安定性を分析できます。
データの並び替えとフィルターの使用
ピボットテーブルを使うと、「特定の月の売上を見たい!」などの要望に簡単に対応できます。
並び替えをする
- 「売上金額」の列で🖱右クリックします。
- [並べ替え]→[降順(売上が多い順)]を選択します。
- ピボットテーブルの売上金額を降順に並べ替えます。
🔹 これで「売上ランキング」が一瞬で作れます。
に分かりやすく解説している授業です。
フィルターを使って特定の月の売上を見る
- 「日付」をフィルターエリアへ🖱ドラッグします。
- 「フィルター」リストから見たい月を選択(例:1月のみ表示)➡[OK]を🖱クリックします。
- ピボットテーブルの売上金額を見たい月(1月)のみ表示します。
🔹 これで「特定の月だけの売上」をすぐに確認できます。
グループ化とクロス集計の方法
ピボットテーブルでは、「月ごと・年ごと」の売上をまとめることができます。
月ごとの売上をまとめる
- 「日付」を行エリアへ🖱ドラッグします。
- 「日付」の列で🖱右クリック ➡「グループ化」を選択します。
- 「月」を選択 ➡[OK]でグループ化します。
- ピボットテーブルの売上金額を月ごとに表示します。
🔹 これで「月別の売上推移」が分かり、季節ごとの売上の変化を分析できます。
年ごとの売上をまとめる
- 「日付」を行エリアへ🖱ドラッグします。
- 「グループ化」で「年」を選択します。
🔹 これで「年間売上の比較」ができ、成長の傾向を確認できます。
ピボットテーブルの便利機能
ピボットテーブルは、ただデータを集計するだけでなく、分析をスムーズにする便利な機能がたくさんあります。
今回は、スライサーとタイムラインを使った絞り込み方法と、ピボットグラフを作成してデータを視覚的に分かりやすくする方法をご紹介します。
スライサーとタイムラインの活用
💡 ボタン一つでデータを絞り込む方法
ピボットテーブルの「フィルター」機能をもっと直感的に使うためのツールが、スライサーとタイムラインです。
スライサーの使い方(カテゴリーなどの絞り込み)
- ピボットテーブルを🖱クリックし、以下の手順で🖱クリックします。
●「ピボットテーブル分析」タブ ➡「フィルター」グループ ➡[スライサーの挿入]
- 絞り込みたい項目(例:「カテゴリー」)を選択して[OK]を🖱クリックします。
- スライサーのボタンを🖱クリックすると、選択したカテゴリーだけが表示されます。
📌メリット:視覚的なボタンでデータを絞り込めます!
1. スライサーの枠を🖱クリック(スライサーが選択される)
2. Deleteキーを押す または 🖱右クリック ➡「削除」
タイムラインの使い方(日付ごとの絞り込み)
- ピボットテーブルを🖱クリックし、以下の手順で🖱クリックします。
●「ピボットテーブル分析」タブ ➡「フィルター」グループ ➡[タイムラインの挿入]
- 「日付」をタイムラインとして設定します。
- タイムラインのスライダーを動かして、特定の月や年のデータを表示します。
📌 メリット:特定の期間のデータを簡単に抽出できます!
1. タイムラインの枠を🖱クリック(タイムラインが選択される)
2. Deleteキーを押す または 🖱右クリック ➡「削除」
ピボットグラフの作成方法
💡 ピボットテーブルと連携した見やすいグラフ作成
ピボットテーブルのデータは、ピボットグラフを使って視覚的に分かりやすく表示できます。
ピボットグラフの作成手順
- ピボットテーブルを🖱クリックし、以下の手順で🖱クリックします。
●「ピボットテーブル分析」タブ ➡「ツール」グループ ➡[ピボットグラフ]
- 好きなグラフの種類(例:「棒グラフ」)を選択して[OK]を🖱クリックします。
- グラフが表示されるので、項目名やデザインを調整します。
📌 メリット:データの傾向が一目でわかります!
グラフ作成の基本を解説した授業です!
ピボットテーブルの更新と管理
ピボットテーブルは、一度作成した後でもデータを追加・変更できます。
効率的に活用するために、「更新方法」「範囲変更時の注意点」、さらに「削除方法」をしっかり押さえておきましょう。
データソースの更新方法
💡「新しいデータを追加したらどうする?」
新しいデータを追加した後にピボットテーブルへ反映するには、以下の手順で🖱クリックします。
📝 これで新しいデータがピボットテーブルに反映されます!
範囲変更時の注意点
💡「元のデータが変わるとピボットテーブルはどうなる?」
データの範囲を変更すると、ピボットテーブルの分析結果にも影響しますので、新しいデータ範囲を選択してください。
その後、[更新]ボタンを押して変更内容を反映させます。
- ピボットテーブルを🖱クリックし、以下の手順で🖱クリックします。
●「ピボットテーブル分析」タブ ➡「データ」グループ ➡[データソースの変更]
- 新しい範囲を選択して[OK]を🖱クリックします。
- [更新]ボタンを押して変更内容を反映させましょう。
✅ これで、新しいデータ範囲が適用され、ピボットテーブルの内容も更新されます!
ピボットテーブルの削除方法
ピボットテーブルを削除するには、全体を削除する方法と部分的に削除する方法の2つがあります。
全体を削除する方法
ピボットテーブルを🖱クリックし、以下の手順で🖱クリックします。
または…
- ピボットテーブル全体を選択し、Deleteキーを押す
- シートごと削除する(シート名を🖱右クリック ➡[削除])
🚮 データの整理や再構築をしたいときに便利です!
部分的に削除する方法
ピボットテーブルのフィールド一覧の削除したい項目(例:「行フィールドの商品名」)を🖱クリックし、外に🖱ドラッグすると削除できます。
削除されると、ピボットテーブルが更新されます。
🚮 これを使えば、一部のデータだけを削除・変更しながら柔軟に分析できます!
すぐにCtrl+Zを押せば元に戻せますよ。
まとめ
今回の授業は、膨大なデータを簡単に整理できる『ピボットテーブル』の使い方をご紹介しました!
手作業で集計していたデータを、たった数クリックでまとめられる便利な機能です。
ピボットテーブルを使えば、データの集計・分析を驚くほど簡単に行うことができます。
今回紹介した基本操作をマスターすることで、業務や学業の効率を大幅にアップさせられるでしょう。
ぜひ活用して、データ処理の時間を短縮してみてください。
😄ご受講お疲れ様でした!
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